横浜市 令和 6年第4回定例会 12月11日-18号

権田坂小学校出身者の激励と未来展望

市来 栄美子

おはようございます。公明党の市来栄美子です。
 本日は権田坂小学校の皆様がいらしているということだったのですけれども、大変うれしく思っております。実は私、権太坂の高校の出身で、今日上にいらっしゃる議長も権田坂出身ということで大変うれしく、皆様の将来を開くための発言にさせていただきたいと思っておりますので、よろしくお願いいたします。

横浜市の国際平和推進と子ども国際プログラムの成果

市来 栄美子

 私は、公明党横浜市会議員団を代表し、市政の重要課題について、山中市長、下田教育長並びに山岡水道局長に質問させていただきます。
 初めに、一昨日開催されたよこはま子ども国際平和シンポジウムについて伺います。
 私は、アメリカで子育てをしながら日本の企業のサポートなどに取り組んでまいりました。その経験を基に掲げるビジョンの一つにグローバル人材の育成があり、国際派のDNAを持つ本市の小中学校における様々な国際交流を拡充していきたいと考えております。そのため小中学校の外国語活動や国際理解教室に関わる取組を精力的に視察、見学してまいりました。そのような考えに至ったのは、アメリカの子供たちが自分の得意分野を持ち持論を展開して主張したり、疑問点は追及したりする強さを持っていることについて身をもって体験したからであります。日本の教育ではバランスよく様々な力を身につけていくすばらしさはありますが、横浜の子供たちには、これから国際社会で活躍するために早い時期から様々な国の方とやり取りをし、多様な人、価値観を認める力を持ち、人々が平和に暮らせる社会のために貢献してほしいと考えております。
 本市では、横浜市国際平和の推進に関する条例を制定するなど国際平和の推進に力を注いでおり、その中でもとりわけ子供への取組を重んじ、教育委員会ではよこはま子ども国際平和プログラムに関わる事業を1986年から開催してきたと伺っております。そして、本年、スピーチコンテストの本選で市長賞を受賞した4名はよこはま子どもピースメッセンジャーとしてニューヨークの国連本部等を訪問し国連関係者と会談を行うなど平和への願いを世界へと発信してまいりました。そして、一昨日参加したよこはま子ども国際平和シンポジウムでは、この事業を次のステップに進めるために初開催され、本市ならではのすばらしい内容でした。改めて、本事業の概要や成果などについて市民の皆様にも知っていただくことが大切だと考えます。
 そこで、よこはま子ども国際平和シンポジウムを初開催した所感について下田教育長に伺います。
 これからのスピード社会、国際社会で活躍するためには早い時期から様々な国の方々と触れ合い、多様な価値観、違いを認めて受け入れる包容力を持ち、人々が平和に暮らせる社会のためダイナミックに貢献できる人材が必要と感じます。この本市ならではのピースメッセンジャーの学びを多くの児童生徒に還元し、世界のことを考え自ら行動を起こせる人材に成長を促すことが重要と考えます。横浜を起点としたこのようにすばらしい取組は市民の皆様の心を動かすことにつながるものと信じます。
 そこで、シンポジウムの成果と今後の展望について教育長に伺います。
 本事業は、平和教育とグローバル人材育成を掛け合わせた国際都市横浜ならではの取組です。広く市民の皆様に知っていただき、横浜発信の世界平和の潮流となることを期待いたしまして、次の質問に移ります。

英語教育の推進と多文化交流の拡大

市来 栄美子

 本市ではAETの全校配置など独自の手法で英語教育を進めており、その頼もしい取組を視察してまいりました。教室の外での学習としては昨年度から開示された横浜イングリッシュクエストや、はまっこ留学体験も視察しました。前者は市内小中学生が多国籍のリーダーとチームを組み、英語をコミュニケーションの手段として行う課外オリエンテーションのようなプログラムで、後者は市内に住む外国籍の家庭に1泊2日でホームステイをする体験プログラムです。会場は、最初は戸惑い緊張した子供たちが懸命に英語でコミュニケーションを図り、最終的には達成感のある表情へと変化するのを見て、これらのプログラムは英語学習にとどまらず様々な意欲向上のきっかけになる体験であると感じました。また、子供たちにとっても保護者にとっても、日本にいながら国際性や多文化共生力を養える貴重な取組であると感じました。
 そこで、これらグローバル教育に関するプログラムにより生み出される効果について教育長に伺います。
 今年度から新たにメタバース空間を活用したグローバル教育にも取り組むと伺っておりますので、国際交流という視点ではリアル空間にとどまらない事業展開も含め多様化する学習環境を効果的に活用したプログラムの展開の可能性もあるのではないかと思います。そこで、グローバル教育を多くの子供たちに提供していくための展開について教育長に伺います。
 本市はグローバル教育として魅力ある取組を数多く行っておりますので、今後はリアルな体験、オンラインによる国際交流、メタバース空間等の先端技術を活用しての取組、様々な手法を駆使しながら子供たち一人一人のニーズに合わせ対応していくことが重要であると考えます。国際都市横浜の強みを生かし、グローバル教育、グローバル人材の育成を一層推進していただくことを要望し、次の質問に移ります。

日本語支援拠点の拡充とICT活用の可能性

市来 栄美子

 次に、日本語支援の推進について伺います。
 市立小中学校に在籍する来日した子供や帰国子女の数は年々増え続け、日本語指導が必要な子供の数はこの10年で約2.6倍と急増しています。先日、中区にある日本語支援拠点施設ひまわりの卒級式と、市内から中学生が通う日本語教室の両方を視察いたしました。来日僅か1か月で日本語による自己紹介や勉強熱心な姿勢、教員の皆様の情熱など本市の日本語指導が充実していることを実感いたしました。一方で、ひまわりや日本語教室の入級者数が増え、学校の近くのひまわりにも通えず遠くの施設に通う子供や、ひまわりにも日本語教室にも通えない子供がいると聞いています。これまでの日本語支援の取組の成果を全市に広げて一人でも多くの子供たちが日本語支援を受けられるようになることを望みます。
 そこで、これからの日本語支援事業の拡充について教育長に伺います。
 拠点を増やすことは子供の学びや体験の場を増やすことであり、来日した子供や保護者の不安を少しでも減らして学校での教育が安心して受けられることにつながります。しかし、支援が必要な子供たちの増加に合わせて拠点を増やすことの難しさもあると思います。そのような中、学校現場からは1人1台の端末が配付され、家庭への持ち帰りなど学びの場所を選ばない取組が始まっています。
 そこで、日本語支援におけるICT活用の可能性について教育長に伺います。
 端末の配付や本年度からスタートした家庭と学校の連絡システムの導入により、子供や保護者からは翻訳機能が大変ありがたいという声を伺っております。それだけ言葉の壁が大きいということだと思います。来日した子供たちは本国で豊かな学校生活を経験し多様な文化を持っているにもかかわらず言葉の壁によって力が発揮されなかったり、自国の文化を伝えることができなかったりします。言葉の壁を取り除いてあげることで来日した子供たちが主体となって本市の子供たちと交流ができるようになり、本市が目指すグローバル人材の育成につながると考えます。
 そこで、来日した子供と日本の子供との交流によるグローバル人材の育成について教育長に伺います。
 私の娘も海外生活が長く、帰国時には大変苦労したことを覚えています。また、アメリカで日本語を私が教えていた経験もあり、日本語を通して日本の文化を学ぶ子供たちを大切に育むことは将来の日本にとっても重要であると考えます。今後も他局や関係機関との連携をさらに深め、ICTを有効に活用しながら様々な日本語支援の取組を進めていただくことを要望して、次の質問に移ります。

文化体験推進と子どもの芸術教育の充実

市来 栄美子

 次に、次世代育成のための文化施策について伺います。
 子供たちへの文化芸術体験はモチベーションやコミュニケーション力といった子供たちの生きる力に影響を与えると言われています。とりわけ長年の鍛錬と深い洞察を持つプロのアーティストからの指導は子供たちに大きなインパクトを与え、技術の習得だけでなく広い世界を感じ取るためにも効果的です。私が昨年の一般質問で子供の文化体験の大切さを訴えたことが契機となり、令和6年度から新たに子どもの文化体験推進事業が開始されたことは非常にうれしく思っております。一方で、地域ではまだ自分の子供に文化体験をなかなかさせてあげられないという声を聞くことがあります。その原因としては、親自身が忙しくなかなか連れていってあげられない、経済的に負担があるといった家庭環境が影響していることがあるようです。横浜市に住む子供たちに可能な限り平等に文化体験の機会を提供していくことが行政の役割であると感じております。
 そこで、子供たちが家庭や社会の状況にかかわらず文化体験に参加できる機会の創出を本市の施策として進めていく意義について山中市長の御見解を伺います。
 子供たちの文化体験の機会が豊富にあることは子育て世代へも横浜の魅力の発信につながるため、引き続き充実を図っていただきたいと思います。
 横浜トリエンナーレは大きなアートの祭典であり、多くの子供たちが最先端の本物のアートに触れ、世界の今を感じることができる絶好の機会だと思います。本来、一流の芸術は青空を見て美しいと感じられるように人をくつろがせたり、生命力を与えてくれるものだと思います。私は本年5月に第8回展を鑑賞いたしましたが、展示されていた作品は社会性の強い作品が多く、子供には難しい展覧会だったように感じました。
 そこで、次回の横浜トリエンナーレは子供も楽しみながら学びを得られる場にすべきだと思いますが、市長の御見解を伺います。
 横浜トリエンナーレが一人でも多くの子供たちの心の豊かさを育むアートの祭典となることを期待したいと思います。

横浜美術館の魅力向上と国際展の展開

市来 栄美子

 さて、その会場となった横浜美術館は国内有数の美術館です。海外では美術館を見ればその都市の姿勢が分かると言われており、横浜美術館は本市が文化都市であることを表すにふさわしい非常に魅力的なコレクションを多く所蔵しており、多くの市民や海外からの来街者にも知ってもらうべきと考えます。また、コロナ禍を経て多くの外国人が訪れておりますが、国際会議後のコンベンションやインバウンドで横浜を訪れた外国人に横浜美術館の展覧会へお越しいただけるような企画も必要かと思います。
 そこで、本市のプレゼンス向上のために横浜美術館をさらに活用すべきと考えますが、市長の御見解を伺います。
 文化も芸術も一部の有識者のためにあるのではなく、市民の生きる力を引き出すためのものであり、市民のために開かれるべき民主主義の結実だと考えます。ぜひ多角的な展開を進めていただくことを要望し、次の質問に移ります。

アフリカ開発会議と次世代育成の取り組み

市来 栄美子

 次に、来年8月に開催される第9回アフリカ開発会議横浜開催について伺います。
 本市は過去のTICAD横浜開催を契機にアフリカ各国との様々な交流を行ってまいりました。私の地元の都筑区の茅ケ崎小学校とボツワナ共和国のベン・テマ小学校の児童が絵や歌などを送り合う温かい交流は平成26年から続いており、昨年度は10周年を迎えました。本取組は、これまでの功績により、つづきMYプラザとベン・テマ小学校が関係者を代表し、今年度、外務大臣表彰を受賞いたしました。このようなすばらしい次世代育成の取組を今後も継続、拡大していくべきと考えます。
 そこで、TICAD9を契機とした次世代育成に向けた考えについて市長にお伺いいたします。
 私は大学時代、マンデラ元南アフリカ大統領が来日された際にお迎えする学生団体メンバーとしてマンデラ氏とお会いしたことがあり、青春時代の貴重な経験となっております。先日、大学生を対象に横浜からアフリカにつながる学生プロジェクトが初開催され、参加いたしました。当日は、倍の応募者数でキャリアや自らの視野を広げたい学生が遠くは新潟や北海道の大学からも参加しておりました。今後さらなるグループワーク等を行うとのことで今から成果発表が楽しみです。
 そこで、TICAD9における学生プロジェクトの狙いについて市長にお伺いいたします。
 TICAD9横浜開催が次代を担う若者にとって有意義なものとなり、将来の横浜の発展にもつながることを期待し、次の質問に移ります。

高齢者の社会参加促進と医療従事者確保

市来 栄美子

 次に、超高齢社会への対応について伺います。
 本市における65歳以上の高齢者人口は増加し続け、令和22年には33.2%と3人に一人が高齢者と右肩上がりの増加が見込まれ、フレイル予防や社会参加の促進は喫緊の課題と考えます。新たな施策として高齢者社会参加ポイント事業が打ち出され、高齢者がスマホのアプリを使用して地域の体操クラブなどに参加するとポイントがたまり、社会参加者を促す効果が期待されております。しかし、ポイント付与の仕方がポイント数に応じた抽せんであることがとても残念です。
 そこで、参加者全員にインセンティブが付与される仕組みにすべきと考えますが、市長の御見解を伺います。
 また、本事業のアプリ開発についてもフレイル予防の取組にも民間企業の力を取り入れることが大切と考えます。先月、我が党は、愛知県豊田市でずっと元気!プロジェクトというフレイル予防、社会参加の取組を視察いたしました。これは、豊田市が連携する民間企業が様々なテーマのプログラムを提供し、多くの高齢者が楽しみながら参加できる取組でした。トヨタの企業力によって成功するのかと思いきや、スマホ教室等の参加を促す病院と各事業のイベント開催を担当した行政と、ハブとして宣伝しまくった議員たちとの公民連係プレーが成功の方程式という説明でした。人口規模などが全く異なりますが、本市でも多様な民間企業の力を活用し、その魅力やノウハウなどを生かすことでより魅力的なフレイル予防が可能と考えています。さらに、フレイル予防をまだ意識していない若い世代にも健康づくりが生活の一部となるよう楽しみながら取り組める仕組みが必要だと考えます。
 そこで、本市の高齢者のフレイル予防や若い世代からの健康づくりの取組に対し積極的に民間企業と連携していくべきと考えますが、市長の御見解を伺います。
 高齢期には、人間の苦しみである生老病死のうちの3つ、老、病、死に向かい合うことになります。病気や体調の変化、介護施設の利用などに加えて相続、遺言、葬儀等の死に向かう必要があります。元気なうちに備えようと思っても、身近に頼る人がいない方にとっては体の自由が利かない中では不安が募るばかりです。私のもとにもそういういわゆるお一人様からの相談の声が寄せられており、その支援の一つとして、例えばお一人様丸っと相談口のように、行政の信頼できる窓口があれば詐欺に遭うこともなく不安が軽減され、御自身で御準備を進められるのではないかと考えます。
 そこで、身寄りのない高齢者等が抱えるお困り事を受け止める相談窓口を設置すべきと考えますが、市長の御見解を伺います。
 本市としてもこの問題に対し一定の方向性を表明する時期に来ていると思います。ぜひ具体的な取組を打ち出していただくことを要望します。
 超高齢社会への対応としては医療提供についても重要と考えます。私は実は本年手術を受ける機会があり、手術に至るまでの経過、術後のリハビリなど現場でいかに多くのスタッフの方から医療が提供されているかを実感いたしました。医師とともに働く職種は数多くありますが、各専門分野での知識や技術、経験を集約しチーム医療を推進するためにも、担い手を確保し十分な知識や技術を持って働くことの大切さを痛感いたしました。一方で生産年齢人口は減少しており、若者の進路も多様化しております。その結果、医療も含め多くの業界で人手不足が深刻とのお声を数多く伺います。
 そこで、医療従事者の確保に向けた考え方について市長にお伺いいたします。
 本市においては高齢化の進展に伴い今後も医療需要は増加することが見込まれます。医療従事者の確保については地域の声を聞きながらしっかりと取り組んでいただくよう要望いたします。

地域交通支援と行政の声かけ推進

市来 栄美子

 次に、地域交通の充実について伺います。
 市民の暮らしにとって地域交通はなくてはならないものであり、充実を求める声を多数いただいております。本市では移動課題の解決に向け地域交通サポート事業を実施していますが、これは地域の発意を受けて行政がその取組を支援するものとなっています。しかし、移動に課題を抱えている方が多いものの、高齢化などで地域活動の担い手が不足しているため課題解決に向けた取組を地域自ら始めることが難しい状況だと感じています。そのような中、本年2月の第1回定例会で我が党の斉藤団長からの質問に対し山中市長から、取組が必要と考えられる地域に行政発意による声かけを検討していくという前向きな御答弁がありました。課題を抱えている地域に対して行政からの声かけは取組を進めていく上でとても有効だと考えます。
 そこで、行政発意による声かけの進め方について市長にお伺いいたします。
 本市の郊外部は狭小な道路が多く、地域交通にはワゴン型など小さな車両を使うケースが多くなると思いますが、バスと比べると経費に大きな差がない一方で、乗車できる人数が少ないため必然的に収入も少なくなることから採算性を求めるには限界があります。市民の足を確保するためにはやはり公費負担を含め一歩踏み込んだ行政支援を行う必要があるのではないでしょうか。
 そこで、運行経費に対する支援を実施すべきと考えますが、市長の御見解を伺います。
 地域交通の充実には、行政の支援に加え福祉施設や商業施設の送迎車両など地域の輸送資源を活用した取組も必要だと考えます。様々な手段を幅広く活用することで誰もが移動しやすい環境整備をお願いいたします。

市民安全確保と防犯カメラの拡充

市来 栄美子

 次に、市民の安全安心について伺います。
 いわゆる闇バイトによる強盗、詐欺の被害が相次ぐ中、本市においても10月に青葉区で大変痛ましい事件が発生いたしました。市民の皆様の地域防犯への意識は非常に高くなっており、皆様に寄り添った安全と安心対策の推進が急務であると考えます。我が党では、青葉区の事件を受け安全安心なまちづくりに向けた対策を早急に推進するため、山中市長に対して防犯対策の強化に向けた緊急要望書を提出し、暗い地域における防犯灯設置の拡大対策のほか、市全域への防犯灯、防犯カメラ設置拡大等によるハード面での防犯対策と、危険情報の周知などのソフト面での対策の強化についても強く要望いたしました。地域の方々からは、本当に不安な日々を過ごし、防犯カメラの設置を検討しているとのお声も伺っております。また、昼間は安全で快適な歩道であっても夜になると非常に暗く不安を感じる場所もあり、防犯灯などの街の明かりを設置してほしいといった要望も聞いております。地域防犯対策は住みたいまち、住み続けたいまちには欠かせない施策でありますので、市民の安全安心のための効果的な対策を期待しています。
 そこで、防犯灯や地域防犯カメラの設置など今後の地域防犯対策を推進する考え方について市長にお伺いいたします。
 地域の皆様から公園内に防犯カメラを設置してほしいとの声を耳にします。他都市の事例では、民間事業者と防犯カメラを併設した自動販売機の設置に関する協定を締結し、市の公費負担なく公園に防犯カメラを設置するといった事例もあります。本市においても犯罪の未然防止のため、様々な手法を活用し防犯カメラ設置を積極的に進めるとともに事業の周知をしっかりと行っていく必要があると考えます。
 そこで、今後防犯カメラを増やしていくことの考え方について市長にお伺いいたします。
 本年2月の予算関連質疑において我が党の中島議員から太陽光発電式のLED灯の設置なども含めた街の明かりの確保について質問し、10月の総合審査においては行田議員から太陽光発電式のLED灯の設置に関わる地域の費用負担のサポートについて質問いたしました。電気が引けなくても明かりが必要な場所には太陽光発電式のLED灯導入についてしっかり検討を進めていただきたいと思います。また、老朽化した鋼管ポールを撤去しても、埋設物によりポール交換ができない事例もあると伺っております。地域にとって必要な場所にはしっかりと街の明かりを確保していく必要があり、その対応策の一つとして太陽光発電式のLED灯は有効であると考えております。
 そこで、太陽光発電式のLED灯による明かりの確保と暗がりの解消への考え方について市長にお伺いいたします。
 近年、デジタル社会の急速な進展が進み手続や買物が非常に便利になる一方で、インターネットやSNSを通じて架空請求や投資詐欺等の悪質商法、詐欺による被害が多発しており、その手口は非常に巧妙化、多様化しています。本年9月には、本市の高齢者がSNSを通じた投資詐欺に遭い1億円以上の大金をだまし取られたとの報道がありました。先日、私のもとにも、大学生の孫がインターネット上の取引でトラブルに巻き込まれたという御相談をいただきました。被害は全ての世代に関わる社会問題と考えております。消費者被害の相談は本市では消費生活総合センターが受け付けておりますが、多様化、複雑化する相談内容に対応するため、センターの相談対応を充実させることが必要だと思います。
 そこで、消費生活総合センターの相談対応を充実させるべきと考えますが、市長の御見解を伺います。
 被害に遭ってしまったときの対応だけでなく、被害を未然に防ぐために多くの市民に悪質商法や詐欺について知っていただくことが重要です。そのためには警察をはじめ様々な関係者が連携、協力して取り組んでいくことが必要です。
 そこで、様々な機関と連携した悪質商法や詐欺被害の未然防止に対する取組について市長にお伺いいたします。
 当センターがより多くの市民に御利用されるよう周知していただくとともに、市民が気軽に相談できるよう詐欺かもな110番などと分かりやすい窓口名をつけるなどの工夫も積極的に検討していただくことも要望いたします。

地震対策と避難所の長期生活支援

市来 栄美子

 次に、地震の備えと避難生活の長期化対策について伺います。
 能登半島地震から間もなく1年ですが、本市としても延べ1600名を超える職員の派遣など様々な支援をされてきていると伺っております。我が党はかねてより防災減災を政治の主流に掲げ、自助、共助、公助による取組の重要性について訴えてまいりました。地震発生時には自助の取組が大切ですが、本年度のアンケートで、各家庭の3日分以上の備蓄率は食料は約6割、トイレパックは僅か3割程度でした。来年は阪神・淡路大震災から30年という節目でもあり、家庭での備蓄を促進するためという周知啓発が必要と思います。
 そこで、家庭内での備蓄を促進するための周知啓発をさらに進めるべきと考えますが、市長の御見解を伺います。
 被災地ではいまだに倒壊した家屋が多くあり、加えて9月の大雨によりさらなる被害が発生いたしました。本市でも大規模な災害が発生した場合には一時避難所となる地域防災拠点での長期の避難生活を余儀なくされる状況も想定され、避難所で避難者の健康をどのように維持するか検討が必要と考えます。
 そこで、避難所で健康に生活するための対策を検討すべきと考えますが、市長の御見解を伺います。
 能登半島地震においても避難生活を送る上での食事の確保といったことが課題となりました。発災時にはどうしても調理が不要で簡単な非常食が中心になると思いますが、やはり温かくバリュエーションのある食事は心身の健康を保ち災害関連死の予防にもつながると思います。
 そこで、避難所の温かい食事の確保策も検討すべきと考えますが、市長の御見解を伺います。
 先月発表された政府の経済対策では、防災減災及び国土強靱化の取組として地方自治体の避難所環境整備などの取組に対する財政支援のメニューも含まれており、我が党が政府に申し入れた提言なども随所に反映されております。避難生活の長期化を想定した対策にはこのような国費の活用もしっかりと検討していただくことを要望します。
 災害時のトイレ対策について、我が党では、水洗式で個室も広く、バリアフリーに対応した快適なトイレ環境を提供できる災害用トイレトレーナーの重要性も訴えております。現在本市では昨年5月に市内企業からの寄贈を受けたトイレトレーラーを1台保有しておりますが、石川県輪島市に派遣されているため、今この瞬間に被災した場合には横浜市にトイレトレーラーがない状態になります。新聞報道によりますと、国でも被災地のトイレ対応について議論がされていると伺っておりますので、本市においても推進していただきたいと考えます。
 そこで、災害用トイレトレーラーを追加導入すべきと考えますが、市長の御見解を伺います。
 地域イベントでの展示で災害時のトイレ対策を周知することも有効だと思いますので、ぜひ早期の追加導入をお願いいたします。

災害時のインフラ整備と耐震化推進

市来 栄美子

 体育館の空調設置については、教育環境の充実はもとより放課後キッズクラブや学校解放などの地域に根差した学校施設としての役割、そして地域防災の観点からも必要であり、我が党が以前よりも主張してきました。その結果、令和3年度から本格的な整備が始まり着実に進められているところです。
 そこで、現在の体育館空調の整備状況について教育長に伺います。
 本市は整備対象となる学校数が特に多いことから、現在は10年程度で整備を完了する計画と伺っております。一方、能登半島地震では冬季に体育館避難所が設置されたことで空調整備の必要性が新たに認識されました。特に先月国が示した国民の安心・安全と持続的な成長に向けた総合経済対策においては、防災減災及び国土強靱化の推進を目的として学校体育館への空調整備についてペースの倍増を目指して計画的に進めるとの方針が示されました。
 そこで、国の動きとも連携し体育館空調整備の計画を前倒しすべきと考えますが、市長の御見解を伺います。
 学校では体育館以外にも給食室、調理室への空調整備や教室の空調の更新を進めていく必要がありますが、中学校の武道場についてはまだ整備の議論が進んでいないと伺っておりますので御検討を進めていただくよう要望します。
 能登半島地震では、耐震化されていない水道管が破裂し長期にわたり大規模な断水が発生する事態となりました。改めて水道が使用できることの大切さを認識するとともに、医療施設や人が集まる避難所等の施設についても接続する管路の耐震化を図る必要性を強く感じました。先月公表された国による緊急点検結果では上下水道施設の耐震化が遅れていることが判明し、当時の斉藤国土交通大臣が耐震化を計画的、集中的に進め強靱で持続可能な上下水道システムの構築を図りたいと発言しています。本市においてはこれまでも地域防災拠点や応急復旧活動拠点、災害拠点病院などの施設へ接続する管路の耐震化事業を進めており、これらの重要施設の耐震化状況を公表しております。重要施設への管路の耐震化については、過去の大規模地震の状況を踏まえ、被害が集中している小さく細い管路を中心に整備を進めるとともに、水を確保する設備のない重要施設や医療機関は令和9年度までの中期計画中に耐震化を完了させると聞いています。しかし、水を確保する設備があるものの耐震化されていない施設も含め全ての施設を耐震化するにはまだ時間がかかり、これら施設の耐震化をどのように進めていくのかが気になります。
 そこで、重要施設へ接続する水道管路の耐震化に向けた今後の取組について山岡水道局長に伺います。
 耐震化に当たっては、財源確保や局をまたがる情報共有など課題がありますが、重要施設へ接続する管路の耐震化事業は我が党としても災害時の市民の皆様の命を守る大変重要な取組と考えております。今後も耐震化事業を着実に推進していただくことをお願いし、次の質問に移ります。

受動喫煙防止と屋外禁煙地区の拡大

市来 栄美子

 最後に、喫煙禁止地区の拡大と受動喫煙対策について伺います。
 改正健康増進法の施行により屋内が原則禁煙となり、他人のたばこの煙を吸わされる受動喫煙について市民の関心が高まりました。本市では公園条例の一部が改正され、来年4月から市内2700か所余りの公園が禁煙となり、受動喫煙から子供たちを守る取組が進みます。一方、屋外で受動喫煙対策が求められる場所には、公園に限らず人通りの多い駅等やバス停など市民生活にとって身近な場所も数多くあり、屋外での受動喫煙を招かないようにする必要があると考えます。
 そこで、公園の禁煙化を契機に屋外での受動喫煙防止についても啓発を強化すべきと考えますが、市長の御見解を伺います。
 普及啓発を強化してもなお問題の解決が見られない地域についてはさらに厳しい規制を行うべきと考えます。市では喫煙禁止地区として屋外の公共の場所では喫煙を禁止している地区が8地区ありますが、私の地元都筑区には喫煙禁止地区がありません。駅周辺で喫煙する姿を目にする機会も多く、吸い殻のポイ捨てや周囲を通行する際に煙やにおいを不快に感じ、喫煙禁止地区の指定を拡大してほしいという強い要望も伺っております。
 そこで、喫煙禁止地区の指定をさらに拡大すべきと思いますが、市長の御見解を伺います。
 まちの成熟に合わせてニーズも変化しますので、状況を把握し的確な取組となることを期待いたしまして、公明党横浜市会議員団を代表しての私の質問を終わります。
 ありがとうございました。(拍手)

答弁

議長(鈴木太郎君)

山中市長。
     〔市長 山中竹春君登壇〕

市長(山中竹春君)

市来議員の御質問にお答えいたします。
 今後の文化施策について御質問をいただきました。
 子供が文化体験に参加できる機会の創出の意義についてですが、文化体験は多様な価値観に触れ、そして豊かな感性や自由な発想を育むことにつながるものであります。今後ますます社会を生き抜いていくためにも文化体験は重要になると思います。そして、議員がおっしゃった様々な状況に左右されることなくそういう機会をつくるべきであると、文化体験はやはり平等に保障されなければならない、おっしゃるとおりだと思います。子供たち誰もが身近な場所で文化に触れられる機会をつくる。これは行政としても責務であると思います。今後も引き続き、子供たちが多様な文化に触れられる体験の創出に取り組んでまいります。
 次回の横浜トリエンナーレは子供も楽しみながら学びを得られる場にすべきとのことですが、文化は特定の人のものではないと私も思います。そして市民の生きる力を育むものであります。特に次世代を担う市民、すなわち子供たちが楽しみながら学べる機会をつくらなければいけません。その観点から、今回横浜トリエンナーレに関していただいた御指摘を重要に考えております。今回のトリエンナーレにおいて市内全ての小中高生に年代別の鑑賞ガイドを配付するなどの工夫は行ってきたと思うのですが、しかしながら不十分であると一方で考えております。子供たちが作品を見て自ら考え感じることができる展覧会にしていきたいと考えています。
 本市のプレゼンスの向上のため横浜美術館を活用すべきとのことですが、横浜美術館は世界的な建築家の丹下健三氏が設計した建物であります。1万5000点を超える充実した美術作品を収蔵する国内外に誇る文化施設であります。美術館はその都市の姿勢である、おっしゃるとおりだと思います。その観点で横浜美術館という財産がより多くの方々に知られなければいけないと改めて思いました。横浜美術館という財産を今後活用していくためにも、収蔵品を生かし、そしてダイナミックな空間を生かしたアフターコンベンションへの活用など、美術館を多くの市民の皆様や来街者に楽しんでいただけるようにしなければいけないと思います。海外の有名な都市の美術館はみんなが知っています、みんなが行っています。だから横浜の人たち、特に子供たちも含めそういう機会をつくっていくことをお約束いたします。
 第9回アフリカ開発会議について御質問をいただきました。
 会議を契機とした次世代育成に向けた考え方ですが、TICAD9横浜開催をきっかけに将来を担う若者がアフリカや地球規模の課題に関心を持ち、そして世界へと視野を広げてもらうことが重要です。そこで、これまでの小中学生の交流に加えまして高校生が現地を訪問して直接交流する取組や、また、大学生がアフリカについて多面的に学ぶ学生プロジェクトを立ち上げました。引き続き、市内の大学や国際機関などとも連携をしながら次世代の育成に積極的に取り組んでまいります。
 TICAD9学生プロジェクトの狙いについて御質問をいただきました。
 まず、マンデラ元大統領の訪問のエピソードをお話しいただきましてありがとうございました。私もよく覚えております。元大統領の来日をきっかけに、私、会う機会はもちろんなかったのですけれども、本を買って一通りマンデラさんがやってきた施策というか、行動を勉強したことを思い出しました。アフリカに関心を持つ学生の皆様は多くいると思います。そしてまだアフリカに関心を持っていない、グローバルサウスに関心を持っていない方も、今後そういったきっかけを与えること、つくることでより関心を持ってもらえると思います。それこそが行政としてもやるべきことだと思います。特に学生さんたちが同じ志を持って切磋琢磨しながら主体的に学び将来のキャリアを考える機会は重要だと思いますので、そのような観点で学生プロジェクトをつくったところであります。このプロジェクトを通じて学生さんにきっかけをつくり、そしてさらに深くアフリカを含め世界について考えていただいて国際社会で活躍する人を育成したいと思っています。
 超高齢社会について御質問をいただきました。
 社会参加ポイント事業は参加者全員にインセンティブが付与される仕組みとすべきとのことですが、今年度実施するモデル事業ではフレイル予防に取り組んだ全ての参加者の方がポイントを得て特典を受けられる仕組みとなるよう検討を進めています。また、全市展開に向けては、より多くの方に社会参加ポイント事業に参加をしていただけますよう魅力的なインセンティブ制度について引き続き検討を進めてまいります。
 フレイル予防や健康づくりの取組に対して積極的に民間企業と連携していくべきとのことですが、現在も民間のスポーツ施設を活用した健康教室や企業と連携した働き世代への健康に関する情報の提供など行政との接点が少ない方々に対して様々な方法で広くアプローチすることを行っております。今後もより多くの方がフレイル予防や健康づくりに取り組めますよう、さらに多様な民間企業と積極的に連携を進めていきたいと思います。
 身寄りのない高齢者等が抱えるお困り事を受け止める相談窓口を設置すべきとのことですが、高齢化が進み単身高齢者が増えていく中で、いわゆる身寄りのない高齢者の方が抱えるお困り事が様々生じていることは重々承知しております。現在、国において身寄りのない高齢者等の生活上の課題に関する包括的な相談窓口の整備について検証を進めております。その結果も参考にしながら、本市ならではの支援策についてしっかりと検討を進めてまいります。
 医療従事者の確保に向けた考え方ですが、看護師については看護学校2校の運営支援、中小病院の採用支援、潜在看護師の復職や定着支援などを行っております。また、そのほかの医療技術職の方についても小中学生を対象に職業体験などを行っているところであります。今後さらに取組を充実させて市内医療機関の人材確保を図ってまいります。あわせて、ICTによる業務の効率化やタスクシフト、タスクシェアを推進して医療従事者の業務負担の軽減を図ってまいりたいと思います。
 地域交通の充実について御質問をいただきました。
 行政発意による声かけの進め方ですが、鉄道駅やバス停までの距離を実際の道路ネットワークや勾配などのデータを用いて詳細にメッシュ状に検討して交通が不便と考えられる地域を抽出いたしましたが、そのうち、交通空白地帯と考えられる地域のうち特に面積が大きい約50の地区に対して地域交通の導入意向の確認をさせていただく、そして客観的なデータを基にした運行計画の提案を行政から行っていく。これまでの待ちの姿勢ではなくて、データを活用して交通空白地帯をあぶり出して、そこに対してプッシュ型で仕掛けることこそが必要だと思います、行政の今後の役割の一つだと思いますので、言葉だけではないプッシュ型の支援を今後地域交通に対して展開してまいります。
 運行経費に対する支援を実施すべきとのことですが、地域交通の充実は外出促進など個人の生活の質の向上にとどまらず、地域の交流やにぎわいの生み出しなどまちの価値の向上そのものにつながっていくと思います。しかしながら、これまでの実証運行では、一定の利用はあるものの採算基準に届かずに本格運行に至らないケースが多くありました。そのようなケースでも運行が継続できるように、そして地域に定着した地域交通となるように新たに運行経費に対しても補助を行いたいと考えております。
 市民の安全安心について御質問をいただきました。
 今後の地域防犯対策を推進する考え方についてですが、青葉区の事件を受け、自治会町内会から御申請いただいた電柱につけるタイプの防犯灯について、設置基準を満たしているものは全て年度内に整備を進めてまいります。また、地域防犯カメラの設置補助や民間事業者と連携した子供の見守り活動の支援、防犯対策に関する啓発などハードとソフトの両輪で市民の皆様の安全安心な暮らしをお支えしてまいります。
 防犯カメラを増やしていくことへの考え方についてでありますが、防犯カメラは公園や通学路など地域の実情や必要性に合わせて効果的な場所に設置をしていくということが重要であります。引き続き新規設置の支援を進めます。そしてその際に、議員に御指摘いただいた設置までの手続等の煩雑等はもうないようにして、しっかりと市民に寄り添った防犯カメラの設置を進めてまいります。あわせて、防犯カメラを設置するというのは地域のニーズが大切ですので、地域の合意形成が重要ですので、そういったニーズや合意形成の状況等も確認しながら、さらなる支援の拡充や公民連携による防犯カメラの設置の検討を進めていきたいと考えています。
 太陽光発電式のLED灯による明かりの確保と暗がりの解消への考え方についてですが、通電困難な場所には太陽光発電式のLED灯は有効だと考えております。自治会町内会の皆様方にも御協力をいただきながら、必要な場所に明かりを確保できるよう取り組んでまいります。防犯灯はもとより道路照明灯や商店街灯なども含めた屋外照明全体の適正配置を進め、安全安心なまちづくりをより一層推進してまいります。
 消費生活総合センターの相談対応を充実させるべきとのことですが、電話など従来の相談に加えてチャットボット及び自動音声応答システムを導入いたしました。そのほか地域ケアプラザとの間で専用電話回線を設置するなど相談業務の効率化と相談者に寄り添った対応を図ってきました。今後は全国共通の消費生活相談システムの見直しに合わせた環境の整備を進めて、きめ細やかな相談対応ができるよう相談員のさらなる業務の効率化を図ってまいります。
 様々な機関と連携した悪質商法や詐欺被害の未然防止に対する取組ですが、地域ケアプラザや自治会町内会等で専門家による出前講座を行っております。また、介護保険のお知らせへのチラシの同封も行っております。また、サイネージ、SNSを活用した啓発を行っており、さらに薬局や郵便局等へのポスター掲示などの啓発に取り組んでいるところであります。今後は、警察と随時情報交換する場を設けまして、最新の被害や相談事例等を啓発に生かすなど未然防止の取組を強化してまいります。
 防災減災対策について御質問をいただきました。
 備蓄を促進するための周知啓発をさらに進めるべきとのことですが、まずは家族構成などに応じて最低3日分を備蓄していただくことが必要だと思います。非常食に代わりレトルト食品などふだんの買い置きをローリングストックすることで必要な備蓄量を維持していくことも可能です。こうしたことを広報よこはまやSNSなどを活用して周知を行うとともに各種の研修や企業連携などによって啓発活動の強化を引き続き図ってまいります。
 避難所で健康に生活するための対策を検討すべきとのことですが、避難所でのプライバシーの確保などの生活環境の向上や栄養面などの充実のほか、感染症の危険もありますので、感染症の拡大防止に向けた衛生面での取組が重要であると考えております。あわせて、医療、保健、福祉関係のチームとの円滑な連携も必要になります。現在検討を進めている新たな地震防災戦略に避難所環境の改善を盛り込むことでしっかりと対策を講じてまいります。
 避難所での温かい食事の確保策も検討すべきとのことですが、避難生活で温かい食事が食べられることは避難者の健康や安心にもつながると考えております。その観点から地域防災拠点には炊き出しができる資機材を配備しているところであります。能登半島地震においても民間団体などによる炊き出しが行われた事例が多くありました。こうした事例を参考にしながら、民間団体との連携などについて検討を進めてまいります。
 災害用トイレトレーラーを追加導入すべきとのことですが、令和6年度実施の防災・減災の意識、取組に関する市民アンケートにおきましては、避難所で避難生活を送る際にトイレの設備が心配だという声が実に7割ありました。トイレに関する不安を抱えている方が多いという結果であります。今後、避難先で安心して過ごしていただくためにも、トイレトレーラーの追加導入の検討も含めて災害時のトイレ対策の充実を図ってまいります。
 国の動きとも連携して体育館空調整備の計画を前倒しすべきとのことですが、国が公表した経済対策の中で避難所となる学校体育館の空調整備を促進する方針が示され、各自治体へ通知が出されたところです。こうした状況を追い風としながら、現在検討している新たな戦略の中で避難所としても重要な役割を担う学校体育館の空調整備を前倒しする方向で考えております。
 喫煙禁止地区の拡大と受動喫煙対策について御質問をいただきました。
 公園の禁煙化を契機に屋外での受動喫煙の防止について啓発を強化すべきとのことですが、公園での喫煙や駅周辺などで路上喫煙が多発する場所がありますので、それらの場所についてパトロールを強化してまいります。また、受動喫煙防止への理解が深まるよう市民の方に向けた健康講座や街頭キャンペーンなどを実施するほか、引き続きたばこの害や喫煙マナーなどにつきまして、SNSや公共機関等のデジタルサイネージなどを活用して啓発を強化してまいります。
 喫煙禁止地区の指定をさらに拡大すべきとのことですが、市民の皆様からたばこの煙や臭いといった受動喫煙や吸い殻のポイ捨てについて対策を求める御意見は年々増加しております。喫煙の状況や地域の皆様の御要望などを踏まえて喫煙禁止地区の指定拡大に向けて検討を進めてまいります。
 以上、市来議員の御質問に御答弁を申し上げました。
 残りの質問につきましては教育長等から答弁をいたします。

議長(鈴木太郎君)

下田教育長。
     〔教育長 下田康晴君登壇〕

教育長(下田康晴君)

よこはま子ども国際平和シンポジウムについて御質問をいただきました。
 シンポジウム初開催の所感ですが、市長賞を受けてニューヨークに派遣をされた4人の子供のピースメッセンジャーが帰国後大きく成長して見違えるように自信を持って思いを伝えている姿に感銘を受けました。会場参加者141名に加えオンライン参加者も558名を迎えて開催でき、熱心にメモを取る児童生徒など会場は熱気に包まれていました。国際平和には想像力を知ること、受け入れること、行動し続けることが大切だというキーワードも発信され、参会の人たちが共に考え行動していくことにつながる一体感を感じております。
 シンポジウムの成果と今後の展望ですが、ピースメッセンジャーの子供たちが国連の訪問等から持ち帰った国際平和への思いを国際機関やグローバルに活躍する先輩を交えてパネルで共有をし話合いを行いました。会場やオンライン参加の児童生徒も意見表明に参加することで考えを深めるよい機会になったと考えています。今後もこうした取組を発信をし、横浜から国際平和にも貢献できるグローバル人材の育成を推進していきたいと思います。
 グローバル教育の推進について御質問をいただきました。
 プログラムにより生み出される効果ですが、ふだん学んでいることを実際に生かすリアルな機会として、英語などを使った実践的なコミュニケーション力の向上や外国の方との交流を通じた多文化理解が深まっています。参加者からは、自分の考えが英語で伝わってうれしかった、外国の暮らしや文化をもっと知りたくなったといった感想もあり、グローバル社会を身近に感じるプログラムになったと感じております。
 グローバル教育を多くの子供たちに提供していくための展開ですが、リアルな取組に加えまして、オンラインやメタバース空間も活用し距離の壁、時間の制限を超えてより多くの子供たちに現地の文化や暮らしに触れる国際交流の機会を広げていく環境を整えます。また、取組を市内外に広く発信をすることで多様な人々との連携を引き出して、複数の姉妹都市を持つ横浜の強みを生かしましてグローバル人材の育成を促進していきたいと考えます。
 日本語支援の推進について御質問をいただきました。
 これからの日本語支援事業の拡充ですが、現在の日本語支援拠点施設ひまわり3施設、日本語教室5施設を設置、運営しておりますが、距離が遠く通いづらい児童生徒がいる現状を把握をしております。市内全域から児童生徒が通いやすいように引き続き対象児童生徒の増加傾向、交通の利便性、拠点施設や地域の特性などを考慮して検討を進めてまいります。
 日本語支援におけるICT活用の可能性ですが、来日間もない児童生徒は様々な背景があり、ICTを活用することで児童に寄り添った指導の可能性が広がります。言語の壁を越えてタブレットなどによる視覚による教材で児童生徒の理解が深まったり、離れていてもオンラインによる授業が可能になったりします。誰もが学びを保障される環境づくりにつながるICTの活用を進めてまいります。
 来日した子供と日本の子供との交流によるグローバル人材の育成ですが、異なる文化、アイデンティティーを持って来日をした子供たちと日本の子供たちが言葉を超えて深い学びや交流をすることは互いを理解するために大切だというふうに考えます。多様な価値観や文化を認め尊重し合う交流の場をつくることで、お互いがグローバル人材として成長していけるようにしてまいります。
 防災減災対策について御質問をいただきました。
 現在の体育館空調の整備状況についてですが、今年度末時点で体育館501棟のうち115棟に設置が完了し、23%の設置率になっております。
 以上、御答弁申し上げました。

議長(鈴木太郎君)

山岡水道局長。
     〔水道局長 山岡秀一君登壇〕

水道局長(山岡秀一君)

防災減災について御質問をいただきました。
 重要施設への水道管路の耐震化の取組ですが、災害拠点病院等や水を確保する設備のない地域防災拠点への耐震化を令和9年度までに完了させます。また、改築により受水槽の撤去が予定される拠点や小規模な受水槽しかない拠点への整備を優先的に進めます。これらを含めまして、全ての重要施設への耐震化が早期に実現できるよう国からの財政支援についても引き続き要望してまいります。
 以上、御答弁申し上げました。
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