横浜市 令和 6年 令和5年度決算第二特別委員会 10月08日-04号

スライド許可の要請

市来 栄美子

おはようございます。公明党の市来栄美子です。
 委員長、後ほどスライドの許可をお願いいたします。

渋谷健副委員長

はい。

市来 栄美子

まず初めに、令和5年度のにぎわいスポーツ文化局の決算について質問してまいります。
 令和5年度決算は、にぎわいスポーツ文化局が新しく発足してから初めての決算です。決算説明書では、歳出予算現額に対する支出済額の割合は約98%とのことで、厳しい財政状況の中、施策推進のために予算を有効に活用していただいたと認識しています。また、局再編成による観光MICE、スポーツ、文化施策を一元的に推進する体制を整えたことでポケモンなどのITコンテンツと連携したり、イベント開催に合わせて観光施設の回遊を促すなど局の強みが発揮されているように感じております。
 そこで、令和5年度決算の所感について足立局長にお伺いいたします。

足立にぎわいスポーツ文化局長

局発足後、世界トライアスロンやポケモンイベント、横浜トリエンナーレ等の機会を捉えまして、民間事業者の皆様と連携し回遊性向上や宿泊促進に取り組んだほか、山下公園通りで歩行者天国を初めて実施するなど公共空間のポテンシャルを最大限活用する取組を実施してまいりました。私も現場を訪れる中で、本当にたくさんの皆様がイベント前後に食事や観光などを楽しまれている姿を目にしまして、こうした取組を重ねていくことがさらなるにぎわいの創出につながると実感しております。また、横浜BUNTAIや本牧市民プール、横浜美術館のリニューアル、そして港北区民文化センターの開館など市民の皆様がスポーツや文化芸術に親しむことのできる環境づくりも着実に進めてまいりました。今後もコンテンツ連携、観光MICE、スポーツ、文化、それぞれの取組を通じたにぎわい創出をさらに加速させ、まちの活力を生み出し、住みたい住み続けたい都市の実現につなげてまいります。

市来 栄美子

ありがとうございます。名前のとおり、にぎわいを演出する局として、さらに横浜を盛り上げるために今後も着実に施策を推進していただけるようお願いし、次の質問に移ります。

ヨルノヨ創造的イルミネーションの実績

市来 栄美子

 次に、創造的イルミネーション事業のヨルノヨについてお伺いいたします。(資料を表示)
 このスライドは、昨年のハイライト・オブ・ヨコハマの様子です。横浜ならではの港やウオーターフロントで光と音楽が演出するヨルノヨは本年5回目の開催になるとのことです。夏の花火のように、冬はヨルノヨと横浜の冬の風物詩として定着していってほしいと思います。
 そこでまず、令和5年度の開催実績についてにぎわい創出戦略部担当部長にお伺いします。

森にぎわい創出戦略部担当部長

歴史的建造物などまち全体が連動する光と音楽のショーには、民間施設を含め40施設に御参加いただきました。また、デジタルスタンプラリーやプリキュアのARフォトラリー、飲食店連携などの回遊促進に取り組みました。その結果、来場者数は約240万人、来場者による消費額は約120億円となり、人流調査の結果、大さん橋の人出は通常時に比べ平日で約3倍、土日に約4倍に上るなどにぎわいの創出に貢献できたと考えています。

市来 栄美子

ありがとうございます。

市来 栄美子

次に、大さん橋ではクジラのプロジェクションマッピングが実施され、夜にもかかわらず子供たちがウッドデッキに投影された大きなクジラが泳ぐ動きに合わせて走り回るなど楽しんでいました。将来的には中国などで実施している3Dのプロジェクションマッピングのように立体的な動きが加わったり、クジラが空に向かって飛んでいくようなドローンを組み合わせた先端的な演出ができると、SNS経由で国内外の集客につながるかと思います。また、光のショーでは巨大な体験型デジタルアートがあり、音楽に合わせてまちの建築物の照明が連動し、横浜ならではのユニークなコンテンツだと感じます。本年もヨルノヨ開催に向けて準備を進めているところだと思いますが、さらにアップグレードされるのが楽しみです。
 そこで、令和6年度の開催内容について局長にお伺いいたします。

足立にぎわいスポーツ文化局長

今年度は12月5日から30日までの26日間開催し、まち全体の光と音楽のショー、ハイライト・オブ・ヨコハマは過去最大の42施設が連動する演出を予定しております。また、都心臨海部全体の回遊を促進するため、コアイベントの会場を山下公園と大さん橋に変更します。山下公園では日本最大級の光のインスタレーション、これは空間全体を作品として体感していただくようなものですが、こうしたものを実施し、大さん橋では昨年度好評でしたクジラのプロジェクションマッピングをブラッシュアップして実施いたします。

市来 栄美子

ありがとうございます。

市来 栄美子

次のスライドは、横浜市観光MICE戦略の令和4年度のデータですが、まず左側の来訪目的を表すデータを見ると、横浜市に来る市内客が飲食、レジャー、買物、文化鑑賞がメインで来訪していることが分かります。一方で、市外客に関してはその4つに加えて行催事、イベントを理由に横浜市へ来ていることが分かります。バルブが光っている部分になります。また、右下のデータでは季節別の旅行者の数ですが、宿泊客も日帰り客も共に冬が一番少ないことが分かります。特に日帰り客は春と比較して2倍以下の来訪となっております。つまりヨルノヨのような寒い冬でも、寒い夜でも楽しめる冬場のイベントが、マーケットの開催とそれを支える飲食店の多様性、お土産や多国籍な料理、文化芸術の発信、地元のアーティストやパフォーマンス、宿泊のサービスともつなげる企画をすることで、さらなるにぎわい創出ができると考えます。
 そこで、まち全体で横浜の冬の夜を盛り上げるべきと考えますが、局長の見解を伺います。

足立にぎわいスポーツ文化局長

新たな取組といたしまして、夜の横浜イルミネーションと題しまして、11月から約4か月間、冬季の間、地域の各イルミネーションイベントをつないだプロモーションを実施いたします。統一のロゴやキービジュアル、コラボアーティストによるオリジナル楽曲などを使用しながら、都心臨海部全体を一体的に盛り上げてまいります。また、まちとまちの回遊を促進するためのライトアップを山下公園通り等で実施いたします。地域との連携を強化し、まち全体のにぎわい創出を図っていきたいと考えております。

市来 栄美子

楽しみです。ありがとうございます。世界的な都市は朝から夜まで見どころがあり、長期の滞在やリピーターの獲得につながっています。ヨルノヨのような光のイベントがいつでも見られるよう、脱炭素化を意識しつつ照明機材の常設化などができれば夜間のにぎわいづくりをさらに拡大することができます。夜も魅力的な横浜につなげ市内経済の活性化に寄与することを期待し、次の質問に移ります。

市来 栄美子

 にぎわいスポーツ文化局ではこれまで開催してきたDance Dance Dance@YOKOHAMAや横浜音祭りについて見直しを行い、新たなフェスティバルLive!横浜を今年度初開催すると伺いました。Live!横浜2024年と同時開催する2つの大規模な音楽フェスや日本最大級のスポーツイベントと連携する企画で楽しみです。一方、これまで特徴としていた市民や子供たちも参加できる取組が引き継がれ、生かされていくのか気になるところです。
 そこで、新たなフェスティバルLive!横浜の開催概要についてにぎわい創出戦略部担当部長にお伺いします。

森にぎわい創出戦略部担当部長

Live!横浜は音楽を中心としたライブエンターテインメントをテーマとし、11月9日、10日、16日、17日の週末4日間に開催します。横浜ならではの景観を生かした特別なステージではプロのパフォーマンスを身近に鑑賞いただけるほか、公募による市民の皆様や子供たちなど約1400名が出演予定です。大人も子供も楽しめる多彩なプログラムを展開していきますので、まちがライブで躍動する4日間をぜひお楽しみいただきたいと思います。

市来 栄美子

未来を担う子供たちが活躍の舞台として横浜を目指そうという機運が醸成されることは、横浜の魅力を向上させるとともに、にぎわいの創出にもつながります。そこで、Live!横浜において子供たちの活躍をアピールする機会を創出していくべきと考えますが、局長の見解を伺います。

足立にぎわいスポーツ文化局長

中学、高校ダンス部の全国大会や高校吹奏楽の全国大会と連携しまして、これらの出場校の子供たちが来街者でにぎわう特別なステージでパフォーマンスを披露する機会を創出します。フェスティバルを通じまして子供たちの活躍をまち全体で応援し、盛り上げていくことも重要だと考えております。これまでの次世代育成の取組をしっかりと継承し、横浜市の未来を担う子供たちのために取り組んでいきたいと考えております。

市来 栄美子

次世代育成の取組をしっかりと継承していただくことを伺ってうれしいです。横浜市は新しい芸術や食文化の発祥の地として知られていますが、マーチングの発祥の地でもあるそうです。マーチング、マーチングバンドといえば、我が党の尾崎委員がこれまで一貫して小中高、大学と支援をしてまいりました。本年12月にはそのマーチングの全国大会が初めて開催される予定と伺いました。横浜市で開催される全国大会がまた1つ増えると知り、大変うれしく思います。子供たちが活躍する全国大会のようなイベントは地域の皆様からも非常に注目されており、12月のマーチングの全国大会に向けても、地域の皆様から一緒に盛り上げていただきたいという声が多く届いております。しっかりと取り組んでいただくことを要望し、次の質問に移ります。

横浜観光MICE戦略とインバウンド状況

市来 栄美子

 次に、戦略的なインバウンド誘客についてお伺いします。
 我が党の行田委員から、観光は平和産業であり、観光こそが相互信用を育み国際社会を安定させると先日も訴えました。(資料を表示)このスライドでは、本市の人口減少や少子高齢化が進むという推計を表しています。本市が発展し続けるために観光MICEを盛んにしてにぎわいをつくり、経済を活性化することが大切と考えます。横浜市観光MICE戦略では、2030年までに5000億円の目標と伺っております。昨年日本を訪れた外国人観光客の数は2万5007万人、コロナ禍明けと円安の影響で過去最多を更新し続けています。テレビなどでは日本の各都市が多くのインバウンドでにぎわっている様子が報道されておりますが、横浜市には実際どの程度戻ってこられているのか、現状について確認したいと思います。
 そこでまず、令和5年度の本市におけるインバウンドの状況について観光MICE振興部長にお伺いいたします。

正木観光MICE振興部長

国の宿泊旅行統計調査によりますと、令和5年の市内の延べ宿泊者数は約490万人、そのうち外国人の延べ宿泊者数は約58万人で、インバウンド比率は約12%となっています。国、地域別では米国、中国、台湾、韓国の順となっており、令和元年に最も宿泊の多かった中国の回復が遅れ、外国人の延べ宿泊者数はコロナ禍前の78万人までは戻っていない状況です。

市来 栄美子

全国的なインバウンド急回復の機運を受けて、昨年度は本市においても戦略的なインバウンド誘客を進めたと聞いています。誘客のターゲットとなるのは消費効果の高い、スライドのこの層かと思っております。
 そこで、令和5年度のインバウンド誘客の取組について担当部長にお伺いいたします。

正木観光MICE振興部長

昨年度は台湾や香港等のアジア圏と米国をターゲットに、海外で知名度の高いオンライン旅行予約サイトを活用した訪日促進プロモーションを行いました。多言語での表示や多様な決済が利用できることから利便性が高く、市内の多様なコンテンツの購入が進んだ結果、観光施設の入場券などは4000件以上、宿泊は9500件以上の予約につながり、販売実績は2億5000万円でした。

市来 栄美子

日本を訪れる外国人観光客の数についても、今年は過去最高だった2019年を上回ることが予想されています。このスライドは市内の外国人延べ宿泊数のデータです。右3つはコロナ禍だと思いますけれども、これがもう戻ってきているということです。横浜市においてもこの機運を逃さず、インバウンドの勢いを横浜のにぎわいにつなげていくことが必要です。
 そこで、今後どのようにインバウンドを獲得していくのか、局長にお伺いいたします。

足立にぎわいスポーツ文化局長

インバウンドの獲得のためには、それぞれの国の特性やニーズ、その時々の状況に応じた最適な手法を選択することが重要だと考えております。今年度は来訪者数の増加が見られた韓国をターゲットに追加するとともに、発信力の高いインフルエンサーを活用することでプロモーションを強化してまいります。今後もマーケティングデータを活用しまして、戦略的な誘客に一層取り組んでまいります。

市来 栄美子

本市では、横浜市観光協会が運営する多言語ウェブサイトやSNSによるインバウンド向けにも情報発信を行っているとのことです。これは発信するだけでなく、動線をしっかりと確保してPRしていただきたいと思います。地域を呼び込めるウェブメディアなども有効に活用しながらインバウンド誘客を積極的に推進していくことを要望し、次の質問に移ります。

学校グラウンド夜間照明設置状況

市来 栄美子

 次に、学校施設への夜間照明設置についてお伺いします。
 さきの総合審査で我が党の行田委員から指摘したとおり、我が党では小中学校グラウンドへの夜間照明設置をスポーツの場の拡充のみならず災害対策、地域防災の観点から推進しております。市長から今後の方向性について御答弁をいただいたところですが、重要な取組だと思っておりますので、本日はより具体的な取組状況についてお伺いいたします。
 そこでまず、夜間照明の設置状況について守屋スポーツ振興部担当部長にお伺いいたします。

守屋スポーツ振興部担当部長

小中学校の校庭における夜間照明は教育委員会で設置したものが22校、にぎわいスポーツ文化局で設置したものが2校で、合わせて24校となっています。最近では、にぎわいスポーツ文化局で設置したものとして、令和3年度に青葉区の鉄小学校、令和4年度に戸塚区の柏尾小学校で供用を開始しています。

市来 栄美子

ありがとうございます。他の都市では9割ほど導入済みで充実しているところがあると聞いており、本市でも着実に設置を進めていく必要があると思います。(資料を表示)このスライドは本年3月に戸塚区の柏尾小学校の夜間照明を視察させていただいたときのものです。夜間照明でサッカーや陸上など地域コミュニティー活性化につながったという喜びの声を伺いました。また、こちらは柏尾小学校の夜間照明の地図ですけれども、赤丸の1灯が災害時にも点灯可能で、政令都市で初めて設置したと伺っております。地域の皆様は、夜の防災訓練をした際にはこの照明が暗闇を照らし、思わず喜びの声が上がったと伺っております。令和5年度には泉区の上飯田中学校への設置に向けて実施設計が行われました。
 そこで、令和6年度の取組状況について担当部長にお伺いいたします。

守屋スポーツ振興部担当部長

泉区の上飯田中学校への設置工事を終え11月の供用開始を予定するとともに、青葉区の鉄小学校において停電時にも点灯できるよう追加工事を行いました。また、既に設置されている24校において利用状況の分析など効果検証を行っています。あわせて、都筑区の中川中学校への設置に向けて現在設計を進めています。

市来 栄美子

私の地元の都筑区は美しい緑道や緑の公園に恵まれておりますが、反面、夜は暗くて怖い、明かりが欲しいなどと多くの御要望が届いていました。しかし、夜間照明がまだ1校も設置されていなかったため、今回、都筑区中川中学校への設置に向けて設計が進められていることは大変うれしく思っております。ぜひ滞りなく進めていただければと思います。
 そこで、スポーツ振興における夜間照明設置の効果について担当部長にお伺いします。

守屋スポーツ振興部担当部長

夜間照明が設置されている24校における夜間の校庭利用者数は令和5年度一年間で約10万人となっており、夜間照明を設置したことで多くの方にスポーツができる場を提供することができています。さらに、夏の熱中症予防の観点から、日中より気温が低くなる夜間におけるスポーツ実施の需要にも応えられると考えております。

市来 栄美子

夜間照明の設置は、スポーツの観点だけでなく防災の観点からも寄与すると考えております。実際、地元の消防団も投光器を用いて中川中学校で訓練等を行っていると伺っています。さきの戸塚区への視察では、地元の都筑区の消防団のお2人もお連れして有意義な意見交換をさせていただきました。
 そこで、地域において多様な効果を生み出す夜間照明設置をさらに推進していくべきと考えますが、局長の御見解をお伺いいたします。

足立にぎわいスポーツ文化局長

学校施設の夜間照明は地域におけるスポーツの場の充実はもとより、夜間の防災訓練や地域のお祭りでも活用されるなど地域活性化にも寄与しております。実際に地域の皆様からは、停電時にも十分活用できる、とても明るくて安心だとの声をいただいております。今年度は夜間照明設置に係る効果検証を実施しておりますので、しっかりと分析した上で今後の方針の策定につなげていきたいと考えております。

市来 栄美子

多様な活用方法が見込める夜間照明の設置には地域も大いに期待しております。

横浜トリエンナーレの学校団体鑑賞実績

市来 栄美子

学校施設への夜間照明の設置をより一層推進していただくことを強く要望し、次の質問に移ります。
 次に、横浜トリエンナーレについてお伺いします。
 豊かな自然を見て心安らぐように、一流の芸術は人をくつろがせたり、生命力を与えてくれるものだと思います。本年3月から6月にかけて開催された現代アートの国際展横浜トリエンナーレは、国内外から数多くのアーティストの作品が展示され、私も5月に団で展覧会を視察した際に、当日は小学生が団体で鑑賞している様子を見かけました。
 そこで、学校団体鑑賞の受入れ実績について文化芸術創造都市推進部長にお伺いします。

永井文化芸術創造都市推進部長

市内の小中学校や高等学校、美術系大学などから63団体、約2500名を受け入れました。引率の教員からは、アート作品を通して生徒たちに社会問題について考えさせることができた、中学生には現代アートは難しいかと心配したが新しい価値観を知り多くのことを考えるきっかけになっていたなどの感想が寄せられました。

市来 栄美子

ありがとうございます。このように芸術に触れる機会をつくり、心の育成を図ることはとても重要です。例えば音とアートが連動している作品のように楽しく芸術に触れることが大切だと思います。今回のトリエンナーレにおいては小さな子供連れで気兼ねなく会話をしながら気軽にアートに親しめる日としておしゃべり鑑賞デーを実施したと聞いておりますが、おしゃべり鑑賞デーの具体的なプログラムについて担当部長にお伺いいたします。

永井文化芸術創造都市推進部長

お子様連れの御家族や妊婦の方に優先的に御入場いただける子供ウエルカムレーンを設置したほか、ワークシートを配付し、作品を見て感じたことを会話しながら御鑑賞いただきました。また、ロボットと遊ぶクイズ大会を開催し、参加した子供の保護者からは、クイズをきっかけに作品に関心を持てていた、ロボットを使うことでアートを飽きずに楽しめていたなどの感想をいただきました。

市来 栄美子

来年2月に全館オープンしてからも子供たちが気軽に芸術に触れられる環境をつくることが大切だと考えます。例えば美術館前の噴水近くで遊んでいる小さな子供連れの家族をよく見かけますが、そのまま自然に足が向くような魅力的な美術館にすべきだと考えます。
 そこで、今後どのような美術館を目指すのか、局長にお伺いいたします。

足立にぎわいスポーツ文化局長

2月に予定しております全館オープン後は、グランモール公園に面しました屋外にもオリジナルのテーブルやベンチを並べ、また、そこからつながるグランドギャラリーには小さな子供が安心して過ごせるスペースや美術作品を見ながらくつろげるラウンジを設けるなど無料のじゆうエリアを展開いたします。年齢や障害の有無等にかかわらず参加できる、鑑賞や創作の機会を拡充し多様な人々が集い感性を高め合う場となる美術館を目指してまいります。

市来 栄美子

8月に我が党で徳島県鳴門市にある大塚国際美術館を視察いたしました。印象派の画家クロード・モネの絵画の世界と連動した演出により芸術作品の中に入り込んだような気分になれるカフェがあったり、家族で楽しめる企画や近隣の小学生向けの企画にあふれておりました。横浜美術館がどの世代からも愛される、心が豊かになる芸術に触れることができる開かれた美術館になることを要望し、次の質問に移ります。

子供の文化体験と芸術教育の実績

市来 栄美子

 次に、子供の文化体験についてお伺いします。
 AIなど機械化、データ化が進む21世紀は、ますます人間性が大切にされる世紀になると考えます。人間力を高めるのは芸術文化の力です。本市には芸術文化教育プログラム推進事業があり、この20年間で累計20万人もの子供たちが参加したと伺いました。
 そこで、芸術文化教育プログラム推進事業の令和5年度の実績と子供たちの反応について文化芸術創造都市推進部長にお伺いします。

永井文化芸術創造都市推進部長

令和5年度は、市立小学校、中学校、義務教育学校、特別支援学校144校で実施し、計1万3554人が参加いたしました。児童生徒へのアンケート結果では、自分から楽しんだり発見したことがあったと答えた割合が80.1%、今回のような授業をまた受けたいと答えた割合が93.4%でした。本物に触れることができてとてもよい経験になったなどの感想が寄せられています。

市来 栄美子

近年、経済環境や家庭環境による子供たちの体験格差の問題が指摘されております。世帯年収が低いほど学校外でのスポーツや文化芸術活動、自然体験など体験活動が少なくなっています。文化芸術体験は子供たちのモチベーションやコミュニケーション力といった生きる力に影響を与えると言われております。本年度の新規事業として、放課後キッズクラブで夏休みに子どもの文化体験推進事業に取り組んだとのことです。
 そこで、子どもの文化体験推進事業の令和6年度の実施結果と子供たちの反応について文化芸術創造都市推進部長にお伺いいたします。

永井文化芸術創造都市推進部長

18区42か所の放課後キッズクラブで音楽や美術などのプログラムを実施し延べ2800人が参加しました。放課後キッズクラブ運営者へのアンケート結果では、実施した全ての運営者から子供たちの新たな発見や体験の機会につながったとの回答をいただきました。あわせて、子供たちの生き生きとした姿が新鮮だった、ふだんはプログラムに参加しない子供たちも参加したなどの意見がございました。

市来 栄美子

プロのアーティストから直接教わることは大変意義のあることです。昨年の一般質問で私は子供たちの文化体験の今後の方向性について質問し、市長からはより多くの子供たちが身近な場所で文化体験ができる環境づくりに取り組んでいくという御答弁があり、まさにこの取組が進んでいるものと考えております。
 そこで、子どもの文化体験推進事業を今後さらに充実させてもらいたいと思いますが、副市長の御見解をお伺いいたします。

佐藤副市長

放課後キッズクラブでのアンケート結果などから、このプログラムは大変好評であったと受け止めております。学齢期のこうした文化体験は、子供の感性や創造性を育むために大変重要な取組かと考えております。今後は放課後キッズクラブだけではなくて、放課後児童クラブ、また児童養護施設などほかの子供の居場所も対象に加えまして、身近な場所で気軽に文化体験ができる機会を増やしていきたいと考えております。

市来 栄美子

ありがとうございます。文化とは人間性の開花であり、国境を越え、時代を超え、一切の差別を超えられるものと思っております。これからの時代を生き抜く本市の子供たちが経済環境や家庭環境に左右されず文化芸術体験できるような施策を充実させていくことを心から要望して、私からの質問を終わります。
 ありがとうございました。(拍手)
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渋谷健副委員長

次に、山浦英太委員の質問を許します。