横浜市 令和 5年第3回定例会 09月12日-11号

産後母子ケア事業の施設拡充と利用促進

市来 栄美子

公明党の市来栄美子と申します。私は、公明党横浜市会議員団を代表し、市政の重要課題について山中市長、城副市長、鯉渕教育長並びに三村交通局長に質問いたします。
 初めに、産後母子ケア事業について伺います。
 都筑区は子育てしやすいまちとして他都市から転入されている若い御夫婦が多いまちです。若いお母さんたちは、体の疲労が回復できていない中、初めての育児で孤立した子育てに疲れています。その上、地域とのコミュニケーションも希薄で頼れる親族も身近にいないためSNSの偏った情報をうのみにして子育てをする傾向があると伺っております。その状況下、専門職である助産師の実演を通して赤ちゃんのお世話を学ぶことができるショートステイ、デイケアは産後の母親が安心して育児を行うことにつながるものと考えます。本市では全国に先駆け産後母子ケア事業を開始し、現在はショートステイ、デイケア、訪問型の3つの方法で支援を行っております。事業開始後から実施施設の拡大に向け取り組んできた結果、市内の実施施設は年々増加しているもののその数は十分とは言えず、ショートステイとデイケアの利用は、産後の心身の不調や育児不安がある方など支援が必要な特定の方に限られていると伺っております。
 利用したい全ての方が利用できるように産後母子ケア事業の実施施設を増やすべきと考えますが、今後の取組について山中市長にお伺いいたします。
 我が党は、産後母子ケアをより利用しやすくするため子育て応援トータルプランの中で産後母子ケアの利用料の補助や支援内容の充実を掲げ推進してまいりました。国では産後ケア事業の更なる推進についての方針が本年6月に示されました。国の補助制度では1回の利用料につき最大2500円の費用を助成するものです。本市においても既に令和5年度の国予算を踏まえ利用者負担を減免する予算が計上されておりますので、国の方針を受けて早期に実現していただきたいと考えます。
 そこで、産後母子ケアの利用料減免の取組状況について市長にお伺いいたします。
 この産後母子ケアの事業のほかには、我が党ではかながわリトルベビーハンドブックの作成をサポートし、1000グラム未満で生まれる赤ちゃんとその御家族を支援してまいりました。こうした様々な取組が対象となる御家庭にしっかりと届くよう着実に周知していただくことが必要です。お母さんと赤ちゃんの健康を守る誰もが利用しやすい産後母子ケア事業の実現を要望し、次の質問に移ります。

中学三年生までの医療費無償化と財源確保

市来 栄美子

 次に、小児医療費助成事業について伺います。
 我が党は、平成4年に3歳児未満の医療費無料化を横浜市においても実施すべきであると提案して以来、一貫して制度拡充に取り組み続け、ついに本年8月より所得制限と一部負担金を完全に撤廃し、中学三年生までの全ての子供の医療費を無料にいたしました。地域の皆様からも子育てを応援してもらっていると感じるなどと喜びの声を多くいただいております。
 そこで、中学三年生までの医療費無料化を達成した所感について市長にお伺いいたします。
 東京23区では18歳までの医療費を無料にしているほか、神奈川県内でも18歳まで対象年齢を引き上げている市町村が増えてきております。我が党の子育て応援トータルプランでも安心して子供が医療を受けられるよう18歳までの無償化を目指しています。
 そこで、対象年齢のさらなる引上げについて市長のお考えを伺います。
 我が党はこれからも18歳までの年齢引上げを目指し引き続き全力で取り組んでまいりますが、制度を拡充し持続可能なものとしていくためには財源の確保が必要です。市長にも引き続きあらゆる機会を通じ国などへしっかりと働きかけていただくことを要望し、次の質問に移ります。

横浜市のアレルギー対策と医療体制

市来 栄美子

 次に、本市におけるアレルギー対策について伺います。
 我が党は長年アレルギー対策に取り組んでまいりました。活動当初はアレルギー専門医やアレルギーに関連する情報が少ないなど課題も多く、アレルギーに悩む人を救済するには本市においてもアレルギー対策が必要と訴えてきました。また、私自身、当選後すぐにアレルギーのあるお子さんの親御さんから御相談を受け、アレルギー疾患に悩まれている方の実情を聞くことでその対策の必要性を痛感いたしました。6月には、県のアレルギー疾患医療拠点病院としても指定されている横浜市立みなと赤十字病院のアレルギーセンターを公明党横浜市会議員団として視察いたしました。センター長から、複数の診療科に所属するアレルギー専門医が協力して横断的に診療に当たるなどアレルギーセンターの取組について話を聞き、横浜市においてアレルギー疾患医療の取組が浸透していることを改めて実感いたしました。
 そこでまず、横浜市のアレルギー疾患医療におけるこれまでの取組と評価について城副市長にお伺いいたします。
 我が国では国民の約2人に1人が何らかのアレルギー疾患があると言われており、患者さんの推移としては、小児ぜんそく等の一部の疾患で減少が見られるものの、公益財団法人日本学校保健会が昨年行った調査によると、食物アレルギーがある児童生徒が平成25年の前回調査よりも約12万人増加しているとのことです。平成26年6月にアレルギー対策基本法が成立し、全ての都道府県でアレルギー対策に取り組むことになりました。本市はそれ以前からアレルギー対策に積極的に取り組んでまいりました。今後もさらに力強く推進していくべきと考えます。
 そこで、今後の横浜市のアレルギー対策に対する市長のお考えをお伺いいたします。
 アレルギーに悩む人が市内で適切な治療を受け、安全に生活できる環境づくりは必要です。また、最近は食物アレルギーに対し、アレルゲンとなる食材を少量ずつ食べてアレルギーを抑える治療も導入されるなど治療の広がりも見られます。私が受けた御相談についても、適切な治療を受けられるよう知人を通じて適切な医療機関につなげることにより解決に至りました。この経験から、正しい情報を持って適切な治療につなげることや施設のスタッフが適切な対応ができることが大切だと痛感いたしました。今後もアレルギー対策を着実に推進することを要望し、次の質問に移ります。

中学校給食の配膳環境とプロモーション強化

市来 栄美子

 次に、中学校給食について伺います。
 7月の喫食率が38.6%となり、着実に利用者が増えていると伺っております。令和8年度からはさらに給食を利用する生徒が増え、汁物も食缶で提供することになりますので、ハード、ソフト両面での学校の配膳環境の改善は必須です。今年度から配膳室の整備に取り組んでいくとのことですが、取りに行くのが面倒、時間がかかるというこれまでの状況を変えていくことで生徒の満足度もさらに高まると思います。
 そこで、令和8年度に向けた学校の配膳環境の改善策について鯉渕教育長に伺います。
 8月には市庁舎にて中学校給食展が開催され、多くの来場があり、中学校給食を知っていただくよい機会になったものと思います。会場では、新たに制作したプロモーション動画も放映され、学校で生徒たちがどのような様子で給食を食べているのかよく分かりました。プロモーション動画は、中学校の保護者だけでなく、小学生の保護者や横浜市に転入してきたばかりの子育て世代の方にも見ていただくことで給食の価値やよさを広く伝えることができると思いますので、効果的に発信してほしいと考えます。
 そこで、令和8年度からの全員給食に向けた機運醸成のために中学校給食展で行ったような全員給食の姿や価値を積極的にプロモーションすべきと考えますが、市長のお考えを伺います。
 現在、令和8年度に向けた事業者公募が行われているところですが、市長には引き続き、事業者の協力を得ながら、将来にわたり安定的に給食を提供できる体制を整備していただくことを要望して、次の質問に移ります。

学校調理室の空調整備状況と安全対策

市来 栄美子

 次に、学校給食調理室への空調整備について伺います。
 我が党が推進してきた学校給食調理室への空調整備についてですが、これまでの質疑で、空調を整備するためには設置方法などの工夫が必要で関係機関との協議を行いながら課題解決に取り組むとの答弁がありました。また、今年度は給食室空調整備検討費も予算計上されております。
 そこで、学校給食調理室への空調整備の検討状況について教育長に伺います。
 学校給食調理員さんは安全でおいしい給食の提供に取り組んでくださっておりますが、夏の猛暑の中、苛酷な環境の改善を求める声も多く届いております。給食調理室への空調整備に向けた課題解決に一層取り組んでいただくこと、また、それまでの間、県内自治体では熱中症対策として小型ファンで衣服内に外気を取り込む空調服を導入するという動きもありますけれども、調理員さんを守るためにあらゆる工夫をしていただくことを要望し、次の質問に移ります。

地域防犯カメラとLED防犯灯の今後方針

市来 栄美子

 次に、地域防犯対策として、地域防犯カメラ設置補助事業並びにLED防犯灯事業について伺います。
 まず、地域防犯カメラ設置補助事業について伺います。
 今年になって、ヤミバイト強盗と称される事件等が広域で発生しているという報道もありますが、私の住む都筑区においても、住居への侵入事件や何台もの自動車が傷をつけられてしまったという事件が発生しました。地域住民の方々も大変不安を感じており、防犯カメラを要望するお声がありました。令和4年度の地域の防犯対策に対するヨコハマeアンケートにおいて、防犯カメラは犯罪の抑止に効果があると思いますかとの問いに対して95.4%の方々が効果がある旨の回答をしております。地域の防犯対策を進める上で防犯カメラ設置補助事業は大変重要な取組であると考えております。
 そこで、地域防犯カメラ設置補助事業の今後の考え方について市長にお伺いいたします。
 地域を訪問しますと、都筑区内にはまだまだ暗いところがあり、防犯灯をはじめとした屋外照明をさらに確保していくべきと考えております。本市の防犯灯は全国に先駆けてESCO事業により早期にLED化され、現在約18万灯を本市が維持管理することで自治会町内会の負担軽減や脱炭素化に寄与しました。一方でESCO事業のサービス期間は令和8年度に終了すると伺っております。
 そこで、LED防犯灯事業の今後の考え方について市長にお伺いいたします。

通学路交通安全データ活用と今後の展望

市来 栄美子

 次に、データを活用した通学路の交通安全対策について伺います。
 横浜市中期計画2022~2025では通学路における子供の交通事故死ゼロを政策目標に掲げ、積極的に対策を実施していくこととされております。6月の定例記者会見でも市長から、交通事故データや車両の速度データなど様々なデータを重ね合わせ効果的な安全対策に取り組んでいくとの説明がございました。私も子供が犠牲になる痛ましい事故が二度と起きないよう安全対策をしっかりと進めていくべきと考えます。
 そこで、今年度の取組を始めてから半年がたちますが、対策を進めての市長の所感をお伺いいたします。
 都筑区でも都田西小学校が交通安全推進校に指定され、重点的な取組が進められております。私自身も他都市で実施されている路面標示なども目にしておりますが、面的に交通安全対策を進めていくことも通学路の安全性の向上につながるものと考えます。
 そこで、対策の今後の展開について市長にお伺いいたします。

脱炭素目標達成に向けたみなとみらいの取組

市来 栄美子

 次に、2030年度を目指した本市の脱炭素の取組について伺います。
 本年7月の平均気温は本市を含む多くの地点で観測史上最も高くなり、北米、欧州でも熱波となるなど地球温暖化、気候変動の影響はひしひしと痛感しております。本市としても2030年度温室効果ガス排出50%削減の達成、また、2050年脱炭素社会の実現を目指し、危機感を持って全力で取り組まなければなりません。みなとみらい21地区は昨年4月に環境省が公募した脱炭素先行地域に指定されており、このエリアで脱炭素化を先導的に進め、その成果を庁内外にしっかりと発信してほしいと考えています。
 そこで、みなとみらい21地区における脱炭素化に向けた取組と今後の展開について市長にお伺いいたします。

EV充電インフラの整備促進と普及拡大

市来 栄美子

 さて、2030年度温室効果ガス排出削減の目標達成に向け重要な要素の一つに生活に身近な存在である自動車のEV化があります。本市は国内で初めて公道上にEV充電器を設置した実証実験を行いました。本年2月、都筑区のセンター南駅前ロータリーでは市内2か所目となるEV用公道充電器が設置され、実証実験が始まりました。開始後の利用実績は想定を上回り増加傾向であると聞いており、50%削減に貢献する有意義な取組であると感じております。全市的にもEV化の加速に向けてより一層の公道充電インフラの整備が必要と考えます。
 そこで、EV用公道充電インフラの整備促進に向けた取組について市長にお伺いいたします。

学校照明のLED化推進と効率化策

市来 栄美子

 さて、横浜市温暖化対策実行計画市役所編においては、2030年度までに公共施設のLED等高効率照明の割合100%を目指すとしております。その中で市有施設の4割を市立学校が占めておりますが、教室のLED化率は今年度末で13.8%といまだ低い水準です。この状況では2030年度までに100%達成は困難であると考えます。500校近い学校の照明をLED化することは事業的にも困難であると考えており、従来の工事発注だけでなく、ESCO工事のような手法も検討すべきと考えます。
 そこで、校舎の照明LED化についてどのように取り組んでいくのか、教育長にお伺いいたします。

地域交通実証実験の内容と今後の展望

市来 栄美子

 次に、地域交通の確保に向けた実証実験について伺います。
 バスやタクシーなど地域交通は市民の皆様の日常生活の移動手段として欠かせないものであり、これまでも我が党として地域交通の充実を強く主張してきたところです。都筑区内でも地域交通に関わる多くの声をいただいており、地域交通の充実が極めて重要な行政課題であることを実感しております。そこで、多様な取組を実施している神戸市を視察し、地域と共につくり上げる地域交通の重要性を認識いたしました。本市では、令和4年度より移動手段の確保に向けた取組として新たな移動サービスを創出するための実証実験を開始しており、今年度も引き続き様々な実験を実施するための準備を進めていると伺っております。
 そこで、今年度実施する実証実験の取組内容について市長にお伺いいたします。
 地域の移動手段は、市民の皆様にとって自らのライフスタイルに関わる非常に身近な問題です。市民に喜ばれる移動サービスとするには、まず地域のニーズを客観的なデータとしてしっかりと把握し、できる限り多くの利用者が実証実験に参加していただくことが重要です。
 そこで、実証実験を成功させ本格運行につなげていくためには地域ニーズを適切に捉えていくことが大切だと考えますが、市長の御見解を伺います。

地下鉄バリアフリー化推進と改善点

市来 栄美子

 次に、市営地下鉄のバリアフリー推進について伺います。
 本市の横浜市中期計画2022~2025に掲げる誰もがいきいきと生涯活躍できるまちづくりの実現のためには、誰もが自分の行きたい場所に自由に移動でき、様々な活動に参加できる社会が求められております。そのためには、市営地下鉄など公共交通機関を利用した移動のしやすさが必要となります。特に高齢者や障害のある方にとってはバリアフリーで使いやすい駅であることが大変重要ですが、市営地下鉄の現状はトイレがオストメイト対応となっていない駅もあり、また、和式便座が多く残っているなど改善すべき点も多いと思っております。
 そこで、市営地下鉄の駅のバリアフリー化をさらに推進すべきと考えますが、三村交通局長の御見解を伺います。

身寄りのない高齢者支援の検討方針

市来 栄美子

 次に、いわゆる身寄りのない高齢者への支援について伺います。
 我が党としても課題認識を持っており、2040年には単身世帯が4割に達するとの推計が示されていることなど、いわゆるお一人様時代の到来を踏まえ積極的に力を入れていかなければならない課題の一つとして研究しております。さきの議員の質問に対して市長からは、身寄りのない高齢者の支援の問題に対して重要な課題であると認識していること、そして今後市として検討を進めていくという考えが示されました。今後ますます単身高齢者世帯が増加していくことを鑑みると、この問題にしっかりと向き合うことは喫緊の課題であると考えます。ぜひ実効性のある施策を進めていただきたいと思います。現在、身元保証等を行う民間事業者によるサービスもありますが、それを利用できる方は一定の収入や資産を持つ高齢者に限られるのではないかと思います。しかし、身寄りのない高齢者の支援はあらゆる層に求められているものと考えます。
 そこで、身寄りのない高齢者の支援に対する検討の方向性について市長にお伺いいたします。

高齢者施策の推進と医療・介護連携

市来 栄美子

 次に、横浜市の高齢者施策の方向性について伺います。
 まず、介護支援専門員、ケアマネジャーの支援についてですが、介護保険制度において、ケアマネジャーは適切なケアマネジメントに基づき効率的かつ効果的に利用者を必要なサービスに結びつけるという重要な役割を担っています。しかしながら、ケアマネジャーの人数は年々減少傾向にあり、このままでは介護保険制度の運営や介護サービスの質の確保に支障が生じることが危惧され、ケアマネジャーの人材確保、離職防止等による人材定着に向けた支援が求められております。ケアマネジャーの減少の原因には主にその処遇が十分でないといった課題があると施設や事業者等から聞いています。処遇改善は国が介護保険制度の中で考えていくことは承知しておりますが、かつては介護職員として現場の経験を積み上げた後、ケアマネジャーとなり、その結果、処遇も上がっていくというキャリアアップのルートがありましたが、現在はそれが崩れ、ケアマネジャーの魅力が薄れているのではないかと思います。
 そこで、ケアマネジャーの処遇改善に向けてどう取り組んでいくのか、市長にお伺いいたします。
 また、ケアマネジャーの業務は煩雑化し、業務量が多くなる一方、利用者やその家族から本来担うべき業務以外についての過剰な要求やハラスメントを受けることで疲弊してしまい離職につながることもあると伺っております。そこで、過剰な要求やハラスメントからケアマネジャーを守るための対策が必要と考えますが、市長の御見解を伺います。
 続けて、高齢者施設の整備について伺います。
 本市では、現在5000人近い方が特別養護老人ホームへの入所の申込みをされております。一方で、入所された方のうち7割近い方は申込みから6か月以内で入所できる状況になっており、以前と比べると入所については改善されたと感じます。しかし、対応が難しい医療的ケアの必要な方がなかなか入所できない、入所に至るまでお待ちいただく状況にあるといったお話をよく伺います。介護と医療の両方のニーズを併せ持った方を受け入れる施設の一つとして介護医療院がありますが、市内の介護医療院はまだまだ少ない状況です。
 そこで、介護と医療と両方のニーズを併せ持つ市民を受け入れられる高齢者施設の整備を検討すべきと考えますが、市長の御見解を伺います。
 いわゆる団塊世代が後期高齢者となる2025年が目の前に迫ってきております。さらには、2040年度頃にかけて85歳以上の人口の急増が見込まれており、医療、介護双方のニーズを有する高齢者の増加が見込まれております。高齢者がますます増える中では、将来を見据え、高齢者施設の充実だけでなく、地域包括ケアシステムの構築など総合的な高齢者施策を進めていく必要があると考えます。
 そこで、今後の高齢者施策を進めるに当たっての市長の見解をお伺いいたします。

お悔やみ窓口導入と市民負担軽減策

市来 栄美子

 次に、我が党が提案しているお悔やみ窓口について伺います。
 お悔やみ窓口は、国からガイドラインが示され、ほかの自治体でも導入が進んでいるところです。先日、神戸市と千葉市のおくやみコーナーを視察いたしました。特に千葉市では、手続の抽出、申請書の作成補助に加え、一部申請書の受付までを市の職員がワンストップで行っていました。いよいよ本市でも今年度からお悔やみ窓口の具体的な検討を始めており、我が党としても大変期待をしているところです。
 そこで、まずはお悔やみ窓口をスタートさせることが大切なことと考えますが、市長の御見解を伺います。
 死亡に伴う手続は非常に多岐にわたります。御遺族が限られた時間の中、また悲しみの中で数多くの手続をされるため、お悔やみ窓口において丁寧に相談に応じることで御遺族にとっては相当な負担軽減になると思います。
 そこで、お悔やみ窓口の検討状況について副市長にお伺いいたします。
 一方でDXの活用も非常に重要です。市民にとっては手続そのものが減ることが一番望ましいはずです。例えば、一度の手続で他部署にも全てのデータがつながり手続ごとに窓口に行く必要がなくなったり、そもそも窓口に出向くことがなく、自宅等からオンラインで手続が済むようになれば一層の負担軽減につながります。DXの推進による窓口業務の改善にも引き続き積極的に取り組んでいただき、市民サービスのより一層の向上とともに業務の効率化により職員が職員でなければ対応できない業務に注力することができるようになることを期待し、次の質問に移ります。

防災減災対策と自助共助の推進

市来 栄美子

 次に、本市の防災減災対策について伺います。
 本年は、1923年に発生した関東大震災から100年目の節目、連日のように多くのメディアで当時の被害について取り上げられており、改めて当時の悲惨な状況に驚かされるとともに災害への備えの重要性について考えさせられます。関東大震災では、ここ横浜でも2万人を超える貴い命が失われました。東日本大震災では公助の限界という言葉が出たことからも分かるように、もし横浜で大規模な災害が発生した場合、より自助共助が重要になります。我が党としても、名前や住所、持病の有無などのほか、家族の集合場所などを記載しておきふだんから常に持ち歩くことができる災害時あんしんカードを作成し、自助につなげる取組を推進しております。大地震などの大規模災害から一人でも多くの命を守るために市民の皆様の防災減災の意識を高め、自助共助を一層促していくことが今求められる公助の役割であると考えます。
 そこで、関東大震災から100年を契機に今後どのような思いを持って防災減災対策に取り組んでいくのか、市長にお伺いいたします。

災害時ペット対策と啓発強化

市来 栄美子

 次に、ペットに関する災害時の備えについて伺います。
 都筑区は世帯数に対する犬の頭数が市の平均より多い状況で、災害時の心配をしている方も多くいらっしゃいます。災害時に在宅避難をすることが難しい場合にはペットの飼い主が地域防災拠点までペットと一緒に避難をするペット同行避難を市は奨励しておりますが、ペット同行避難とはペットと共に避難所まで移動することであって、避難所において飼い主がペットを同室で飼育することを意味することではありません。このことが市民に十分理解されていないと感じており、避難所での混乱を防ぐためにも本市の体制について市民に十分啓発していく必要があると考えます。
 そこで、災害時のペット対策の啓発をさらに進めていくべきと考えますが、副市長の御見解を伺います。

公園通信環境整備と避難場所の安全性

市来 栄美子

 次に、広域避難場所となっている公園での通信環境について伺います。
 広域避難場所は、大地震により発生した火災が延焼拡大した場合、その輻射熱や煙から市民の命、体を守るために避難する場所として横浜市防災計画で位置づけられており、市内で112か所が指定されております。本市では公園も36か所が指定されておりますが、公園は市民に親しまれ広く知られているので多くの人が避難することが想定されます。広域避難場所は一時的に避難する場所ですが、避難者はその場所で家族の安否や周辺の被害状況や避難先を確認し、その後の行動を判断することになります。情報収集の際には多くの避難者が携帯等の通信機器を活用することになりますが、広域避難場所に指定されている大規模な公園の中には、災害時でなくても地形やイベントの利用者数により電波状況が十分とは言えないところがあります。
 そこで、広域避難場所となっている公園では通信環境を確保すべきと考えますが、市長の御見解を伺います。
 災害はいつ発生するか分かりませんし、平常時の公園利用者のサービス向上のためにも早急に対応していただくことを要望し、次の質問に移ります。

文化体験促進と横浜の文化振興策

市来 栄美子

 次に、横浜での文化体験について伺います。
 コロナ禍でリアルな体験の機会が減るとともに、経済環境や家庭環境による子供たちの体験格差の問題が指摘されております。公益社団法人チャンス・フォー・チルドレンが今年7月に発表した調査結果によると、世帯年収が低いほど学校外でのスポーツや文化芸術活動、自然体験などの体験活動が少なくなっております。文化芸術体験は子供たちのモチベーションやコミュニケーション能力といった生きる力に影響を与えると言われております。私自身、幼い頃家族と行った展覧会などの文化体験を今でもよく覚えております。横浜の子供たちには、経済環境や家庭環境によらず幼いうちから様々な文化体験をしてもらいたいと思っております。
 そこで、子供たちの文化体験の今後の方向性について市長にお伺いいたします。
 私は、横浜で生まれ育ち、開港の歴史を誇る横浜市歌を愛唱歌として育ってまいりました。横浜の魅力は未来都市を思わせる景観だけでなく、多文化共生、文化施設やイベントなどを通して気軽に文化の薫りに触れられることにあると思っております。例えば、みなとみらい21地区には横浜美術館、横浜みなとみらいホール、横浜赤レンガ倉庫があり、近隣には横浜にぎわい座をはじめ横浜能楽堂、三溪園などの多彩な文化施設もあります。春のパレードや秋のジャズプロムナードなどのほかにも、次世代育成にもつながる文化事業も多数行われております。AIやビッグデータの時代だからこそ、国籍や言語も問わず人間力を深めることができる文化芸術への施策を充実させることが市民の心を豊かにし、都市に活力を与え、横浜のさらなる魅力につながるものと考えます。
 そこで、文化資源を磨き上げるとともに都市の中での文化体験として打ち出していくことが横浜の魅力づくりにとって重要だと思いますが、市長の見解を伺います。

国際局の役割と今後の国際政策展開

市来 栄美子

 最後に、国際政策について伺います。
 本市には国際局があり、来年で設立から10年目を迎えると伺いました。国際局が創立以来、海外事務所や姉妹友好都市、国際機関等のネットワークを活用し、国際事業を力強く展開してきたその根底には、本市がピースメッセンジャー都市としての誇りを持ち、国際交流、国際協力、多文化共生などを通じ市民の平和で安心な生活と国際平和に寄与するという考えがあると理解しております。海外との関係構築につながる国際政策は非常に重要であると考えますが、この2年間は新型コロナウイルスの世界的流行やウクライナ情勢など、本市の国際政策は従来とは異なるイレギュラーな対応が求められてきたと考えます。本市に国際局があることは国際政策を推進する上で非常に有効だと考えます。
 そこで、国際局という組織を有することの意義についてどう認識されているのか、市長にお伺いいたします。
 また、国際局があるメリットを踏まえつつ、これからの横浜市の国際政策をどのように展開していくのか、市長にお伺いいたします。
 国際政策は今後の横浜市を支える非常に重要なポイントだと考えます。私は7年間半をアメリカのカリフォルニアで過ごしましたが、横浜出身の方に多く出会い、横浜市民には国際人としてのDNAがあると感じております。また、本市は国際都市としてのポテンシャルの高い都市だと思います。一方、国内に目を転じますと、住んでみたいまちランキング5年連続ナンバーワンである横浜市ですが、住み続けたいまちとしても多くの市民に愛されるまち横浜となるよう私も微力を尽くしてまいります。そして、未来を担う子供たちが横浜出身であることを誇りに思える、高齢者は長生きしてよかったと思える、世界の市民からも愛される横浜を目指して今後も戦略的かつ積極的に国際政策を展開していただくことを期待いたしまして、公明党横浜市会議員団を代表しての私の質問を終わります。
 御清聴、大変にありがとうございました。(拍手)

答弁

議長(瀬之間康浩君)

山中市長。
     〔市長 山中竹春君登壇〕

市長(山中竹春君)

市来議員の御質問にお答えします。
 産後母子ケア事業の充実について御質問をいただきました。
 実施施設を増やすための今後の取組ですが、設備や人員体制が整っていることが必須条件となりますので、これまでもその条件が整った産科医療機関や助産所へ職員が事業説明に出向き御協力をお願いしてきました。より多くの方に御利用いただけるよう実施施設の拡充に向けて引き続き働きかけてまいります。
 利用料減免の取組状況ですが、ショートステイとデイケアは経費の1割を、訪問型は経費の5割を利用者に御負担いただいております。この6月末に国からの要綱が示されましたので、訪問型に利用料の減免補助2500円を活用して、1回の利用料を4000円から1500円に引き下げたいと考えております。年内には実施ができるよう、現在、受託先や関係機関との調整を進めております。
 小児医療費助成事業について御質問をいただきました。
 医療費無料化を達成した所感ですが、市民の皆様から高いニーズが寄せられていた小児医療費の無料化に全速力で取り組み8月から無事に開始をしたことで、横浜市中期計画2022~2025の基本戦略である「子育てしたいまち 次世代を共に育むまち ヨコハマ」に向けた大きな一歩を踏み出せたと感じております。
 対象年齢のさらなる引上げについてですが、子供の医療費については、国の責任の下、全国一律の医療費助成制度を構築すべきと考えており、これまでも様々な機会を通じて国に要望してまいりました。今後も引き続き市民の皆様の声をしっかりとお聞きし、子育て世代にゆとりを実感していただけるよう様々な子育て支援策について検討を進めてまいります。
 アレルギー対策について御質問をいただきました。
 今後のアレルギー対策についてですが、国民の2人に1人が何らかのアレルギー疾患を抱えている現状を踏まえ、アレルギー疾患の重症化予防、また、適切な医療が受けられる体制の整備、そして患者や市民への情報発信などに重点的に取り組みます。全ての市民が適切な医療等が受けられるよう、みなと赤十字病院アレルギーセンターを中心にして行政や医療機関等の関係機関が連携をして対策を推進していきます。
 中学校給食について御質問をいただきました。
 全員給食の姿や価値を積極的にプロモーションすべきとのことですが、全員給食への期待感を持っていただくためには、友達と一緒に楽しく食べている自然体の様子や、給食が生徒の心身の成長を支えていることを分かりやすく発信していく必要があると考えております。今後も、様々な機会を通じまして給食の持つ価値や魅力を感じていただけるプロモーションを行ってまいります。
 地域防犯対策について御質問をいただきました。
 地域防犯カメラ設置補助事業の今後の考え方についてですが、地域防犯カメラは、地域の防犯活動を支え安全安心なまちづくりに非常に重要な役割を果たしていると認識をしております。今後も、神奈川県警と連携をしながらより効果的な設置場所を検討するなど地域の防犯活動をしっかりと支援してまいります。
 LED防犯灯事業の今後の考え方についてですが、現在、DXを活用して防犯灯配置をGIS上で見える化することに取り組んでおります。これを基に地域の皆様と連携をしながら効果的にまちの明かりを確保できるよう防犯灯の適正配置を進めております。また、ESCO事業の終了を見据え、民間活力の導入も含めた新たな手法の検討など安定的で効率的な防犯灯の維持管理を検討していきます。
 データを活用した通学路の交通安全対策について御質問をいただきました。
 対策を進めての所感ですが、私自身が小学校を訪問して登校の様子を見たり、あるいは見守りボランティアなどの地域の皆様とお話をする中で、ハードとソフトの両面から様々な安全対策を進めていくことが重要であると改めて感じました。地域の皆様が感じておられる危険箇所や事故が実際に起きている箇所に加えまして、潜在的な危険箇所もデータを活用して見える化をすることで事故を未然に防ぐ対策につながると考えております。
 今後の展開ですが、データを活用し交通安全上の課題を解決することで、より安全に通学ができる環境という新たな価値を生み出し、対症療法から予防保全に変革をするというまさにDX的な取組であると考えております。データを活用した検証を行いながら効果的な対策に取り組む地区を増やしていきます。
 2030年を目指した脱炭素の取組について御質問をいただきました。
 みなとみらい21地区における取組と今後の展開ですが、脱炭素先行地域として事業者の皆様と連携をし、地区内におけるLED化による省エネの促進、太陽光発電設備の設置、また、地区外からの再エネ導入の検討などを進めまして電力の脱炭素化に全力で取り組んでいきます。さらに、水素の導入による地区全体の脱炭素化に向けまして、新たに事業者の皆様と立ち上げたプロジェクトを通じて公民連携による都市型の脱炭素モデルの構築を目指します。
 EV用の公道充電インフラの整備促進に向けた取組ですが、市内2か所で実証に取り組んでいる公道充電器の利用実績は増加傾向が続いており、視認性と利便性の高い公道充電器のニーズの高まりを実感しています。現在、立地環境の異なるみなとみらい21地区での年度内の設置に向けまして関係機関と協議を行っており、引き続きさらなる設置の拡大に取り組んでいきます。
 地域交通の確保に向けた実証実験について御質問をいただきました。
 今年度実施する実証実験の取組内容についてですが、例えば青葉区における人口密度が比較的高く商業施設が集積しているエリアにおきましては商店と連携したデマンド型の交通、旭区の駅から比較的距離のある住宅地におきましてはタクシーの相乗り、戸塚区の住宅が点在する郊外部におきましては社会福祉法人の車両を活用したボランティア輸送の取組支援を行うなど、地域特性を踏まえた実証実験に取り組んでおります。
 本格運行につなげるため地域ニーズを適切に捉えることが大切とのことですが、実証実験の計画段階から地域との対話やアンケートから得られる移動目的や頻度などのデータを分析した上で地域の移動ニーズを把握してまいります。また、実証実験の実施後に実際の利用状況や事後のアンケートで得られた結果を検証いたしまして、よりよいサービスに改善をしていくことで地域ニーズに合った移動サービスを展開していきます。
 身寄りのない高齢者の支援について御質問をいただきました。
 検討の方向性ですが、既に民間によるサービスもあることから、行政が対応する対象者や内容を見極める必要があると考えております。御本人の経済的な御事情に左右されることなく支援を受けられることも大切な視点と考えており、市内で始まったモデル事業の取組等も参考に検討していきます。
 高齢者施策の方向性について御質問をいただきました。
 ケアマネジャーの処遇改善に向けた取組ですが、介護報酬においてケアマネジャーには処遇改善の加算制度がないため、直接介護に従事する職員と給与面で差が生じているケースがあると聞いております。また、ケアマネジャーの法定研修の受講料が全額自己負担であるなど処遇面での課題が顕著になっております。このような状況に対応していくため、国に対して介護報酬を含めたケアマネジャーの処遇改善が図られるよう強く要望をしていきます。
 過剰な要求やハラスメントからケアマネジャーを守るための対策が必要とのことですが、介護サービスの現場においては過剰な要求やハラスメント被害を受ける可能性があり、介護職員が安心して働くことができるよう支援を進める必要があると考えております。このため、利用者等からの過剰な要求やハラスメント被害を受けたときに相談ができる窓口の設置や対応方法を学ぶ研修の実施を検討していきます。
 介護と医療の両方に対応が可能な高齢者施設の整備を検討すべきとのことですが、介護が必要な状態にあっても、経管栄養や常時のたんの吸引などいわゆる医療的ケアを必要とする方の医療施設は限定的であります。そのため医療機能の充実した介護医療院の整備促進策を検討していきます。また、特別養護老人ホーム等における既存の医療対応促進助成も活用いたしまして、介護と医療の両方のニーズがある方の高齢者施設での受入れを進めてまいります。
 今後の高齢者施策を進めるに当たっての決意ですが、介護や医療を必要とする高齢者が増加する一方で、人口減少による担い手不足の加速化が懸念されるなど超高齢社会における様々な課題に対応していく必要があると考えます。現在、高齢者福祉、介護保険、認知症施策に関する次期第9期計画の策定を進めており、市民の皆様が年を重ねても自分らしく暮らせるまち横浜を目指して高齢者の施策を一層推進していきます。
 お悔やみ窓口について御質問をいただきました。
 窓口をスタートすることが大切とのことですが、お悔やみに関する手続では、御高齢の方や手続に不慣れな方も多くいらっしゃいますため市民の皆様の御不安を解消できる窓口の設置は重要であると考えております。今年度、鶴見区と瀬谷区の2区をモデル区として御遺族の相談対応を行う専用窓口を設置いたしまして、市民の皆様に寄り添った窓口の設置に向けた対応に取り組んでまいります。
 防災減災対策について御質問をいただきました。
 関東大震災100年を契機とした防災減災対策の取組に向けた思いについてですが、関東大震災の横浜の惨状を写真や映像で見るたびに改めて災害に強い安全安心な都市をつくり上げていく思いを強くしております。一方で、市民の皆様の自助共助の取組がなければ大規模災害を乗り越えていくことはできません。災害を自分事と捉えていただくとともに地域防災の担い手を育成していくことが重要であると感じております。
 広域避難場所となっている公園での通信環境について御質問をいただきました。
 通信環境を確保すべきとのことですが、通信に必要な施設は携帯電話事業者により整備されるものですが、市民生活を支える重要なインフラの一つと認識しております。そのため、災害時はもとよりイベント等で多くの市民の皆様に利用される大規模な公園においては、必要な通信環境が確保されるよう事業者と協議を進めています。引き続き市民の皆様の視点に立ちまして通信環境の確保に取り組んでまいります。
 横浜での文化体験について御質問をいただきました。
 子供たちの文化体験の今後の方向性ですが、幼い頃の文化体験は豊かな感性や創造力などを育むとともに学力向上にもよい影響があるという研究結果があります。学校や文化施設での体験機会をさらに増やすとともに子育て世代への効果的な情報提供などにより、より多くの子供たちが身近な場所で文化体験ができる環境づくりに取り組んでまいります。
 都市の中での文化体験が横浜の魅力づくりにとって重要とのことですが、横浜は、音楽やアートを楽しめる文化施設や多彩なイベント、美しい都市景観など来街者を引きつけるポテンシャルにあふれております。これらのコンテンツを充実させ相互に結びつけることで文化資源の新たな魅力を引き出し、多彩な文化体験ができるまちづくりに取り組んでまいります。
 国際政策について御質問をいただきました。
 国際局を有することの意義についてですが、国際都市、ピースメッセンジャー都市としてグローバルな視野で政策を進めていくための体制として国際局が設置されました。コロナ禍のマスク不足の際は、上海事務所が現地で457万枚のマスクを調達して横浜市内の医療機関に届けることができたほか、ロシアによるウクライナ侵略に伴う避難民支援などにも臨機応変に対応することができました。
 今後の国際政策の展開についてですが、生産年齢人口の減少など厳しい状況を鑑みますと、世界から人材や企業を横浜に呼び込むことや国際都市としてのGXやSDGs等の先導的な取組の発信が求められます。そのためには、国際局のみならず各区局が国際性を発揮する必要があります。世界で本市がプレゼンスをさらに高めていくためにも、これまで培った国内外のネットワークを活用して全庁一丸となって国際政策に取り組んでまいります。
 以上、市来議員の御質問に御答弁を申し上げました。
 残りの質問につきましては副市長等から答弁をいたします。

議長(瀬之間康浩君)

城副市長。
     〔副市長 城博俊君登壇〕

副市長(城博俊君)

アレルギー対策について御質問をいただきました。
 アレルギー疾患医療に対する取組と評価ですが、本市では、アレルギー疾患医療拠点病院であるみなと赤十字病院を中心とした高度で良質な専門医療の提供に加えまして、診療所など地域の医療人材の育成、患者や家族への情報提供、保育所職員等への研修など総合的な取組を推進してきたところでございます。これらにより本市におけるアレルギー疾患対策の充実が図られてきたと考えております。
 お悔やみ窓口について御質問をいただきました。
 検討状況についてですが、来年1月からのモデル実施に向けまして、現在、協定を締結した民間事業者と連携をいたしまして、区役所内での設置場所や取扱業務の範囲、利用方法等について検討しております。また、お悔やみ窓口での対応や利用者アンケートなどを通じまして御意見、御要望をお伺いし、御遺族の負担が軽減され、御遺族に寄り添った窓口になるよう調整をしております。
 ペットに関する災害時の備えについて御質問をいただきました。
 災害時のペット対策の啓発をさらに進めていくべきとのことですが、避難場所となる地域防災拠点の中で人とペットは場所を分けて避難することを基本とし、運営委員会で拠点ごとに実効性のある運営を考えていただいております。こうしたペットの避難方法等について、今後、拠点ごとの防災訓練やホームページに加えまして、今月23日に都筑区で開催する動物愛護フェスタを活用するなど啓発を強化してまいります。
 以上、御答弁申し上げました。

議長(瀬之間康浩君)

鯉渕教育長。
     〔教育長 鯉渕信也君登壇〕

教育長(鯉渕信也君)

中学校給食について御質問をいただきました。
 令和8年度に向けた配膳環境の改善策ですが、現在、全ての中学校へ順次配膳室整備を進めており、今年度は36校で整備が完了する予定です。あわせて、全ての学校でクラス前配膳を実現できるよう、配膳員の増員に加え、整備を早急に進めているエレベーターを利用するなど学校ごとに異なる施設環境に応じたソフト面、ハード面での対応に取り組み、配膳環境の充実に努めてまいります。
 学校給食調理室への空調整備について御質問をいただきました。
 空調整備の検討状況ですが、現在、給食室の規模や仕様に応じた数校で、回転釜周辺の温度上昇傾向の調査や調理室という特殊な環境においても空調効果を得られる最新型の空調機器の導入検討などより効果的な手法の検討を行っています。今後はこれらの調査結果を基に空調機の試行設置を行い、効果について検証していきたいと考えております。
 2030年を目指した脱炭素の取組について御質問をいただきました。
 校舎のLED化への取組についてですが、現在、学校のLED化率は校舎13.8%、体育館24.5%と低い水準で推移しており、ESCO事業を含む様々な整備手法を検討しているところです。今後、横浜市温暖化対策実行計画において目指す2030年のLED化率100%に向けて整備を加速してまいります。
 以上、御答弁申し上げました。

議長(瀬之間康浩君)

三村交通局長。
     〔交通局長 三村庄一君登壇〕

交通局長(三村庄一君)

市営地下鉄のバリアフリーの推進について御質問をいただきました。
 駅のバリアフリー化を推進すべきとのことですが、障害の有無や年齢等にかかわらず、どなたにも使いやすい駅とすることは鉄道事業者としての私ども交通局の責務であります。今年度はセンター南駅でトイレのリニューアルやホームと車両の段差と隙間を縮小する工事を始めます。今後も継続的にバリアフリー化に取り組み、誰もがいきいきと生涯活躍できるまちづくりに貢献してまいります。
 以上、御答弁申し上げました。
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