市来 えみこ

横浜市 令和 7年 令和6年度決算第二特別委員会 10月08日-05号

令和6年度にぎわいスポーツ文化局決算の所感

市来 栄美子

公明党の市来栄美子です。どうぞよろしくお願い申し上げます。
 初めに、令和6年度のにぎわいスポーツ文化局の決算について質問してまいります。
 令和6年度決算は、にぎわいスポーツ文化局が発足して2年目の決算となります。決算説明書では、歳出予算現額に対する支出済額の割合は約96%とのことでしたので、厳しい財政状況の中、施策推進のために予算を有効に活用していただいたと認識しております。局の基本目標ににぎわいによるまちづくりの活力の創出を掲げ、様々な取組の積み重ねによりさらなるまちの活力の創出につながっていくと感じています。
 そこで、令和6年度決算の所感について足立局長にお伺いいたします。

足立にぎわいスポーツ文化局長

令和6年度は、アニメパウ・パトロールをはじめ多くの人気IPコンテンツとの連携が実現し、周辺の商業施設やホテルなどの民間事業者から集客効果を実感する声を多く寄せていただきました。また、主催者からも高い評価をいただくことで新たな連携につながるなど好循環が生まれてきていると感じております。さらに、年間を通じたにぎわい創出に向けまして、横浜マラソン、横浜トリエンナーレなど大型イベントの機会を捉えた回遊性向上や宿泊促進策に継続して取り組みました。また、パラリンピアンによる学校訪問、そして、親子が共に楽しめるスポーツ体験会、放課後キッズクラブでの文化体験プログラムの実施など市民の皆様、特に子供たちがスポーツ、文化に身近に触れられる機会の充実を図ってまいりました。今後も観光MICE、スポーツ、文化施策によるにぎわい創出の取組をより一層磨き上げ、まちの活力創出を通じた市内経済の活性化と市民、来街者のウエルビーイングの実現につなげていきたいと考えております。

市来 栄美子

引き続きにぎわいの創出、市内経済の活性化に向けて今後も着実に施策を推進していただくようお願いし、次の質問に移ります。

横浜国際プール再整備における地域住民との対話

市来 栄美子

 次に、横浜国際プールの再整備について伺います。
 横浜国際プールのある地域は私の地元です。地元民にとっての国際プールは、名前どおりプールやバスケの試合だけでなく、テニスなどのスポーツ教室、娘が小学校の頃には運動会の会場として使用したりと思い出も多く、その再整備には令和5年に初登庁したときから強い関心を持って取り組んでまいりました。この春にリニューアルビジョン、次世代を育む複合型スポーツアリーナが策定されましたが、横浜国際プールがリニューアルされて本当によかったと地域の皆様に感じていただけるには、今後の進め方が大切であると考えます。子育て世代の多い都筑区で我が党が掲げてきたこどもまんなか社会の実現のためにも、実際に施設を利用される地域の方々、地域の子供たちの声にも丁寧に耳を傾け、それを計画にしっかりと取り組んでいただくことが重要です。
 そこで、再整備事業を進めるに当たっての地域住民との対話の持ち方についてスポーツ振興部長に伺います。

熊坂スポーツ振興部長

地域の皆様とは事業計画の素案の策定の前の段階から意見交換を行わせていただいているほか、令和6年度には地元の小中学生を対象に再整備に向けた要望をアンケート形式でヒアリングするなど、これまでも地域の意見を丁寧に伺ってまいりました。今後も詳細な設計に入る前段階など、節目節目で地域の皆様との意見交換の機会を設けていきたいと考えております。

市来 栄美子

魅力的な地域の居場所となるためには、施設そのものの魅力だけでなく、そこへアクセスするための環境整備が非常に重要です。施設自体の再整備にとどまらず、まちのにぎわいを生み出すような駅からの整備環境の見直しを求める御意見が数多くあります。スライドを御覧ください。(資料を表示)昨年、他党の議員からも駅からのアクセスについて質問があり、リアル地元住民としては課題として取り上げていただき感謝しております。最寄りの北山田駅から施設までたどり着くには、地域を大きく迂回するバスがあるものの、多くの施設利用者はこの高低差約20メートル、階段にして117段ある階段を上らなければなりません。真ん中のところです。スライドの右側にある民間マンションには施設内にエスカレーターがありますが、もちろん住民限定の運用です。このアクセスの高低差については長年にわたり地域の課題とされてきました。
 次のスライドを御覧ください。地元の町内会の方から託された2004年、約20年前に当時の市長へ提出された要望書です。高齢者や障害者向けのアクセスの改善を訴えたもので、残念ながら採用されず、私が選挙戦で地域を回り御要望を伺っていた際に、横浜市議に当選したらぜひ訴えてほしいと託された要望書です。この御要望書は令和5年の初登庁したときから当局の方へつなげてきておりました。また、令和6年2月の区づくり推進においても、国際プールまでのアクセスについて、駅から長い階段を上る必要がありアクセスが困難、区としてはどのように考えているのかとの質問もさせていただいておりました。
 次のスライドは、実際にこの地域の方々がどれだけ交通空白地で悩まれてきたのかが分かる地図です。都市整備局から入手した交通空白域の地図で、青色は駅から800メートルもしくはバス停から300メートル、つまり交通が確保できていると想定される地域です。白色が、いわゆる交通難民の方がいる地域で、青色のデータもバスが運行しない時間帯や細かい条件が反映されておらず、実際にはこの白の交通空白域が拡大されるはずで、国際プールの裏の一帯、北山田七丁目、東山田一丁目、二丁目の方々が該当いたします。
 そして、次のスライドを御覧ください。逆にこの階段の上から駅へ向かって見下ろしたときの写真です。御覧のように高層マンションや商業施設がひしめき合っているので、この環境整備でアクセス改善されればこちら側の地域の方々もぐっと国際プールが身近に感じられ、使用率が高まり、新たなにぎわいが創出されると感じております。地元の駅前の商店街の方からも、ビジネス向上のための機会につなげていきたいとの期待も高まっております。このようにアクセス改善の一環として予定されている斜行モノレールの整備へは、喜びの声とともに一体どんな乗り物なのかといった関心が非常に高まっております。
 そこで、新設する斜行モノレールの概要についてスポーツ振興部長に伺います。

熊坂スポーツ振興部長

詳細につきましては現在検討中でございますが、基本的にエレベーターと同様で、利用者による簡易なボタン操作のみで昇降できるタイプの斜行モノレールを導入する予定でございます。利用者がお乗りになるキャビンの部分については空調を完備するなど暑さ対策なども行う予定です。また、乗降場所には屋根を設置するほか段差解消などバリアフリーにも十分配慮するとともに、安全対策としてホームドアのようなゲート整備も行いたいと思っております。

市来 栄美子

アクセス環境の改善と同時に、横浜国際プールを誰もが利用できるインクルーシブのスポーツ拠点としていくためにもぜひ安全かつ利用しやすいものを導入願います。
 そして、気になるのが、今後のスケジュールです。そこで、今後のスケジュールと早期実現に向けた意気込みを局長に伺います。

足立にぎわいスポーツ文化局長

事業の概要をお示しします実施方針を本年12月に取りまとめる予定です。今後の具体的なスケジュールにつきましては実施方針の中でお示ししていきたいと考えております。スポーツに取り組む子供たちをはじめ、あらゆる世代の市民の皆様に楽しく過ごし喜んでいただけるインクルーシブなスポーツ拠点の整備に向けまして、地域の皆様、子供たちの声もしっかり受け止めながらスピード感を持って着実に推進してまいります。

市来 栄美子

本施設の再整備事業が地域の皆様に愛される居場所として、また、市の北部エリアの新たなにぎわいの拠点として早期に再整備を完了していただくことを強く要望いたします。

中川中学校夜間照明設置事業の改善点

市来 栄美子

 次に、学校施設への夜間照明設置事業について伺います。
 学校施設への夜間照明設置については、今年度、私の地元である都筑区中川中学校で工事が進められているところであり、私自身も説明会に何度か出席させていただきました。都筑区で初めての設置であり、地域の方の期待も高いと感じております。夜間照明については、スポーツチーム等様々な地域の団体の皆様が継続して使うため、使いやすい仕組みにしていくことが必要だと思います。また、明るさが地域にとって安心をもたらす一方で、近隣にお住まいの方がまぶし過ぎないようにすることも大切です。これまでのモデル設置の取組を通じて地域の声や運営の要望が届いているかと思います。
 そこで、中川中学校への設置に当たり新たに改善する項目についてスポーツ振興部長に伺います。

熊坂スポーツ振興部長

近隣住民の皆様への照明の拡散対策については、これまでも設置後に点灯試験を行い照明範囲の角度調整を行ってきましたが、中川中学校ではこの角度調整に加えまして、新たに光が周辺に拡散しない仕様の照明を採用いたします。また、これまでの夜間照明の稼働には専用のコインが必要でして、コインの受け渡しや回収、あとは投入口の鍵の管理等が面倒だというようなお声もありましたので、スマートフォンによるバーコード式のものを新たに導入しようと思っております。

市来 栄美子

改めて、中川中学校が都筑区で初めての設置となります。今後の導入に当たっては地域の声など丁寧に聞きながら進めてほしいと思います。令和6年の1月に戸塚区の柏尾小学校を視察いたしましたが、地域のスポーツ団体のみならず多様な世代の地域の皆様が夜間照明ができて本当によかったと喜ばれていたのが印象的でした。こちらのスライドを御覧ください。(資料を表示)昨今の夏は猛暑日が続くので、クラブ活動を夜に楽しんでいる子供たちの様子です。そして、次のスライドになりますが、左が夏祭りの地域行事、右は花火の打ち上げに夜間照明を消したときの様子です。いかに明かりが確保されているのかが比較できます。次のスライドでは、夜の防災訓練です。これまで昼間に実施してきた防災訓練を、災害はいつ起こるか分からないとあえて夜に実施したときのものです。闇の中にぱっと照明がついたときには、思わず歓声と拍手が上がったよと皆様喜ばれておりました。これらの有効な事業は、例えば中学校区域に1校の設置など具体的な設置目標を計画的に推進すべきと考えます。
 そこで、今後の夜間照明設置の予定について局長に伺います。

足立にぎわいスポーツ文化局長

現在整備を進めております中川中学校では、今月工事が完了する予定です。11月に供用を開始する予定にしております。また、中川中に続きまして、戸塚区の秋葉小中学校へ夜間照明を設置する予定にしておりまして、現在設計に向けた準備を進めているところです。夜間照明設置事業は、委員御指摘のとおり、身近な場所で夜間でもスポーツを気軽に楽しむことができ、併せて災害時における地域の皆様の安全安心にもつながる取組だと考えております。今後も地域の皆様の御理解をいただきながら着実に進めていきたいと考えております。

市来 栄美子

夜間照明については、静岡市や広島市では設置率が90%を超えていると伺っております。本市は5%ほどですし、都筑区で言えば30校ある小中学校の中でやっと1校ついたばかりです。こうした多様な効果がある夜間照明の設置について、ぜひ着実に進めていっていただくよう要望いたします。

企業版ふるさと納税のスポーツ分野活用

市来 栄美子

 次に、企業版ふるさと納税のスポーツ分野への活用について質問いたします。
 多くのプロスポーツチームが本拠地を置いていることが横浜の特徴であり、強みであります。令和7年第1回定例会で我が党の中島議員から、第3回定例会で木内議員からも質問いたしましたとおり、スポーツ施策の推進を目的として企業版ふるさと納税制度を活用することは財源確保策として有効だと考えます。本施策で財源を確保し、市内で様々なスポーツ体験機会が増えればスポーツの価値を高めることにもつながり、新たな好循環をもたらしてくれると期待しております。
 そこで、企業版ふるさと納税をスポーツ分野に活用する意気込みについて局長に伺います。

足立にぎわいスポーツ文化局長

スポーツを通じた健康増進、共生社会の実現、にぎわいづくりという第3期横浜市スポーツ推進計画の目標達成に向け取組をさらに加速化するために、企業版ふるさと納税を活用した事業に取り組むことといたしました。新規事業では、子供たちをはじめ市民の皆様がスポーツに触れる機会の拡充を図り、スポーツを好きな市民の方を増やし、ひいてはスポーツ都市横浜の実現に結びつけていけるようにしっかりと取り組んでまいりたいと思います。

市来 栄美子

新規事業に取り組むということは意欲的な姿勢であると感じておりますが、新たな事業は制度の分かりやすさと周知に努めることも重要と思います。そこで、スポーツによる地域課題解決事業で支援対象とする事業と今後の進め方について局長に伺います。

足立にぎわいスポーツ文化局長

市民の皆様の健康増進につながる取組や子供たちのスポーツ体験機会の充実につながる取組などを支援対象とすることを想定しております。これらの取組のノウハウを持つ競技団体や地域でスポーツ振興に取り組む団体などに制度の周知を図っていきたいと考えています。あわせて、大規模スポーツイベントの協賛企業や地域貢献活動に関心の高い企業などに事業の趣旨を御理解いただき、寄附に結びつけられるよう取り組んでまいります。

市来 栄美子

企業部版ふるさと納税を活用してプロスポーツチームと連携した取組をより一層充実させていただくことを期待し、次の質問に移ります。

子どもの文化体験推進事業の実績と今後の展開

市来 栄美子

 次に、子供の文化体験について伺います。
 子供たちへの文化芸術体験はその生きる力に影響を与えると言われ、本市の子供たちには家庭環境や経済状況に限らず、できる限り平等に文化体験の機会を提供していくことが行政の使命と感じているため、今回も質問をさせていただきます。令和5年、私の初めての一般質問で子供の文化体験の大切さを訴えたことがきっかけとなり、令和6年度から新たに子どもの文化体験推進事業が開始され大変うれしく思っております。令和7年度からは放課後キッズクラブだけでなく、放課後児童クラブなど対象施設の種類を拡大して実施しているとのことです。
 そこで、令和6年度の実績と令和7年度の実施状況について文化芸術創造都市推進部長に伺います。

岡文化芸術創造都市推進部長

令和6年度は放課後キッズクラブを対象に実施をいたしました。全18区42か所でプログラムを実施しまして、延べ2800人が参加をしております。令和7年度はこの放課後キッズクラブに加えまして、放課後児童クラブ、児童相談所、それから障害児入所施設、また、不登校のお子さんたちの居場所であるハートフルでも実施をしています。全18区61か所でプログラムを実施する予定でございます。

市来 栄美子

子供の文化体験の充実には息長く安定的に取り組んでいく必要があります。そのためには本市の文化施策の柱として打ち出していく必要があると思います。このスライドを御覧ください。(資料を表示)現在、10年後の横浜の文化の姿を描くために、本市の文化芸術分野の基本計画として横浜未来の文化ビジョンの策定に取り組んでおり、骨子案を示して広く意見を聴取したと伺っております。
 そこで、骨子案に対する意見聴取では子供の文化体験についてどのような意見が出ているのか、文化芸術創造都市推進部長に伺います。

岡文化芸術創造都市推進部長

市民モニター調査では、子供の成長において文化や芸術の取組は効果があるかといった質問に対して、そう思うと、ややそう思うというのを合わせた肯定的な回答が73.6%に上ってございます。また、子育て世帯の方からは安心して親子で一緒に参加できるような催しがあるといいなどの意見をいただいています。また、文化体験に実際参加した児童本人へのアンケートも行っておりまして、そのアンケートの中ではまた参加したいという声が多く、多様なジャンルの文化活動への興味を持っているということが分かりました。

市来 栄美子

家庭環境などによらずに誰もがそうした機会に触れることができるように、子供たちの身近な地域で気軽に文化体験ができるよう取組を進める必要があると思います。そこで、子供たちが気軽に文化体験ができる環境づくりを身近な地域において行うことを文化ビジョンの中に位置づけていくべきと思いますが、副市長のお考えを伺います。

佐藤副市長

子供たちの文化体験は自由な発想や自分とは異なる世界を理解する力、いわゆる想像力というところにつながるかと思いますけれども、そういう力を養うためには大変重要だと思っております。現在策定中の横浜未来の文化ビジョンにおきましても、しっかりと子供の文化体験の重要性を位置づけていきたいと考えております。これまで以上に身近な地域で、希望する子供たち誰もが文化体験に参加できる機会を提供できるように検討を進めていきます。

市来 栄美子

デジタル社会の現代だからこそ、文化体験は本市の未来を担う子供たちの人間力を高める大切なものだと思います。また、子供たちの文化体験の機会が豊富にあることは子育て世代へも横浜の魅力の発信につながるため引き続き充実を図っていただくことを要望し、次の質問に移ります。

横浜MICEにおける次世代育成事業の取り組み

市来 栄美子

 次に、横浜MICEにおける次世代育成事業について質問してまいります。
 本事業では、子供たちを対象に最先端の技術や情報に触れられる講演やワークショップなどを開催し、専門性の高い内容を楽しく学ぶ機会を提供していると伺っております。そこで、これまでの次世代育成事業の取組について観光MICE振興部担当部長に伺います。

正木観光MICE振興部担当部長

最近の事例では、工学系の国際会議に合わせて女子小中学生を対象としたプログラミング講座のほか、筑波大学の落合陽一教授による人とAIや情報システムとの関係性に関する最新の研究事例の紹介、若い研究者による成果発表などの講座を実施しました。また、毎年開催される釣り用具の展示会においては、釣り体験をセットにした海洋環境を学ぶ講座を提供するなど楽しんで学ぶことができるように工夫を凝らしています。

市来 栄美子

ぜひ積極的に進めていただきたいと思います。一方で、コロナ禍以降、観光業において慢性的な人手不足が続いており、MICEにおいても人材確保が急務と伺っております。スライドを御覧ください。(資料を表示)令和6年度から始まった大学生を対象としたYOKOHAMA MICE Challengeの取組で、国際会議に合わせたイベントではガチャを使ったおもてなし企画や三溪園のツアーなど学生が企画の提案から運営まで全て担ったと伺いました。こうした取組は人材育成や人手不足の解消につながるものと考えます。
 そこで、令和7年度のYOKOHAMA MICE Challengeの取組について観光MICE振興部担当部長に伺います。

正木観光MICE振興担当部長

市内の大学に在籍する学生が国際会議及び国内医学会議の会場内でのアトラクションの企画に取り組んでいます。縁日体験や和紙作り、地元のお菓子の紹介など、おもてなし、参加者同士の交流、横浜の魅力発信の視点でのアイデアが出されています。現在MICE運営の実務者とともに学生ならではの視点を取り込んだ新たなコンテンツを学生自らが主催者へ提案しており、今後実施につなげていきます。

市来 栄美子

横浜の若い力に期待しています。時代のスピードは加速しており、リアルな社会経験はますます大切であります。将来を担う子供たちが自らの可能性を広げ社会で自己肯定感を高めるためにもすばらしい機会で、パシフィコ横浜があればこそできる取組だと思っております。
 そこで、幅広いMICEを開催できるパシフィコ横浜だからこそ提供できる次世代育成事業により積極的に取り組んでいくべきと考えますが、局長の意気込みを伺います。

足立にぎわいスポーツ文化局長

昨年度のYOKOHAMA MICE Challengeに参加した学生は、MICE関連企業のインターンや留学に挑戦していると聞いています。また、次世代育成講座の参加者からは将来の夢を持つことができたという声もいただいております。最先端の研究や専門性の高い知識、情報に触れることは子供たちの未来にとって大切です。今後もMICE主催者に積極的に働きかけを行い、より多くの子供たちに参加できる多様な機会を届けられるように取り組んでまいります。

市来 栄美子

MICEを通じて子供たちの将来の可能性が広がることを期待し、次の質問に移ります。

花の港ブランディング事業の狙い

市来 栄美子

 次に、横浜の魅力を発信する誘客プロモーションについて伺います。
 来週には大阪・関西万博が終了し、いよいよ横浜のGREEN×EXPO 2027開催へ向けて機運醸成を大きく高めていく大切な時期となりました。国際園芸博覧会を語るとき花は欠かせませんが、横浜の象徴である港と花を掛け合わせたプロモーションを展開すると伺いました。かつて幕末の開港を機に、私たちの横浜港は日本の花々が世界へ旅立つ玄関口として知られ、特に明治6年のウィーン万博博覧会では気品ある日本ユリが大流行し、欧米を魅了したと言われています。今、私たちもまたその歴史を現代に結び、横浜を再び花の港として、人と人、まちと世界を花でつなぐときに巡り合わせたように感じております。当局では今年度から花をテーマとしたブランディング事業をスタートすると伺いました。
 そこで、花の港ブランディング事業の狙いについて局長に伺います。

足立にぎわいスポーツ文化局長

花の観賞はインバウンドの観光目的の上位に挙げられております。また、本市では既にガーデンネックレス横浜などの取組を進めており、観光・MICE戦略では花や緑があふれるアーバンリゾートとしてまちづくりを進めることとしております。観光におきまして大きなコンテンツとなり得る花をテーマにブランディングを進めることで、観光客に横浜イコール花というイメージを持っていただき、それをGREEN×EXPO 2027の機運醸成にもつなげていきたいと考えています。

市来 栄美子

この事業は今月から順次市内各所で展開されていくと伺っておりますが、具体的な取組内容も気になるところです。そこで、花の港ブランディング事業の取組内容について局長に伺います。

足立にぎわいスポーツ文化局長

花であふれる周遊モビリティーなどのインスタレーションや花の移動式観光案内所ヨコハマフラワーズベースといったコンテンツの創出により、観光の中心地である都心臨海部においてGREEN×EXPO 2027を想起させる花のブランディングを横浜市観光協会とともに進めてまいります。これらの取組に先んじまして、先月より特設サイトによる情報発信のほかSNSを活用したプロモーションをスタートしております。

市来 栄美子

本事業の実施に当たっては、本市や横浜市観光協会だけでなく様々な観光関連事業者と連携することによって大きなムーブメントになると考えます。そこで、日本新三大夜景都市のきっかけとなったヨルノヨなどの取組とも連携したり、局を超えて脱炭素・GREEN×EXPO推進局とも連携すべきと考えますが、局長に御見解を伺います。

足立にぎわいスポーツ文化局長

GREEN×EXPO 2027の機運醸成には花の港ブランディング事業の取組だけでなく、多くの観光客を呼び込んでいますヨルノヨや横浜ナイトフラワーズなどをはじめとしました様々な事業と連携することが重要だと考えております。脱炭素・GREEN×EXPO推進局やGREEN×EXPO協会とも連携しまして、あらゆる機会を生かしてGREEN×EXPO 2027に向けた来街者へのプロモーションに取り組んでまいります。

市来 栄美子

横浜のブランド価値をより高めていただくことを要望し、次の質問に移ります。

横浜トリエンナーレの新たな芸術表現と創造性

市来 栄美子

 次に、横浜トリエンナーレについて伺います。
 私は令和6年第4回定例会にて、前回の横浜トリエンナーレ第8回展の内容は社会性の強い作品が多く、子供たちには難しい、もっと親子で楽しめる内容に改善していただきたいと申し上げました。ここでスライドを御覧ください。(資料を表示)先日パシフィコ横浜で開催されたTokyo Gendaiを視察したときのものです。Tokyo Gendaiでは国内外の有名ギャラリーが一堂に会し、現代アートを展示、販売する国際アートフェアですが、子供たちにも楽しめる作品が多数ありました。世界中から出展者と来場者が集い、年齢層も子供たちから高齢者、また障害のある方と多岐にわたり、多言語が飛び交う中で取引が決まるなど大盛況でとても横浜らしい空間であると感じました。また、横浜美術館で開催中のピタゴラスイッチ、だんご3兄弟などで知られる佐藤雅彦展も視察いたしましたが、非常に楽しく親子で楽しめる内容で、本市限定の開催というところで連日大盛況と伺い、とても誇らしく思っております。
 AIやビッグデータの時代となった今こそ、人間力や生きる力を高めてくれる文化芸術が現代人には必須と考えます。国内外で多くの芸術祭が開催されておりますが、その先駆的存在である横浜トリエンナーレを開催してきた本市だからこそ、今後は新しい視点で芸術の在り方をいち早く議論していくべき新しい扉を開くべきと考えます。
 そこで、新しい芸術表現の流れも踏まえ日常における創造性や感性を高めるといった視点がこれからの取組を練る上でより重要となると考えますが、局長に御見解を伺います。

足立にぎわいスポーツ文化局長

次回のトリエンナーレでは、子供たちをはじめあらゆる世代の方々が社会や文化について考え感性を高められる機会となるよう、現代アートの提示の仕方を意識しながら準備を進めてまいります。10年後の将来像を描く横浜未来の文化ビジョンの策定に当たりましては、子供たちをはじめ市民の皆様の日常における創造性や感性を多様な表現を通じて高める、そうした視点も踏まえまして、丁寧に議論を重ね今後の取組の方向性をお示ししていきたいと考えております。

市来 栄美子

トリエンナーレの第9回展はGREEN×EXPO 2027と連動し、行動変容につながることを目指していると伺っております。トリエンナーレが次世代を担う子供たちをはじめとする横浜市民にとって、時代を代表する現代アートに触れ、文化の広場であり芸術の森の中で生きる力を養うことができる人間力を高めていくことができる魂の祭典となることを心から期待して、私の質問を終わります。
 ありがとうございました。(拍手)
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