リスク管理マトリックスにおける優先度設定の経験則
御説明いただきましてありがとうございました。質問としては、51ページの先ほどの考え方、めり張りの考え方で、マトリックスのところになりますけれども。こちらは横浜市でもリスク管理をするときに、縦軸と横軸を考えて優先度をつけていくのが通常になっていると思うのですけれども、縦軸のところはまだ年度ですとか数字のデータで出るところが多いと思うのですが、右の社会的影響ですとか、マトリックスをつくる前のマトリックスがもう一つ必要になってくるのではないかなというような気がするのですけれども、例えば先生の今までの御経験の中でこのようなことを優先しておけば、少し例外がなく網羅されるような、何か感覚値みたいな御経験とかあれば教えてください。
御質問の趣旨は、社会的影響がこれ以外にもあるかという意味ですか。
例えば、横浜市でも病院ですとか影響度が高いところで優先度をつけるときにあるのですけれども、例えば200ある施設の中で、どこの病院が重要度が高いですとか、それをマトリックスの横軸をつくるまでの、またマトリックスがもう一つ必要なのではないかなというような感覚をいつもそのマトリックスを見るたびに思ったりするのですけれども、今までの御経験の中で、こういったことを優先すればいいかなみたいなところがあれば教えてください。
恐らくこちらの委員会でやられておりますが、雨のときもそのような議論はありましたけれども、やはり弱者ですかね。そこのところの配慮というのは、とても大事かなと思います。これは恐らく、こういった陥没関係でももしかしたら影響はあるかもしれません。弱者への対応ですとか、あとは、陥没して、社会的影響と言いますけれども、そもそも人命に関わるようなところというのは基本的な考え方だと思うのです。やはり、人命に関わるところを最優先にやりますというのは、あまりどなたも異論はないところだと思うのです。そうなると、弱者のところですとか、そこがやられたら、明らかに死につながるようなところはどこなのだろうということを議論する。それで優先順位をつけていくということしかないのかなという気はしています。
あと2点あるのですけれども、56ページの、先ほどの水位を下げるしかないような調査の方法といたしまして、水位が高い場合のSPR工法を教えていただいたのですけれども、存じ上げなかったものですからお船とドローンとかで横浜市は対応していたかと思っていたので、水位があまり高いところにはできないというお話を伺いまして、お値段的なところですとか、あと組み合わせて対処できるのかどうか、ドローンと組み合わせてできるのかどうかとか、現場の何メートルだったらできるとか、どうやって併用していったらいいのかとか、その辺も教えていただければと思います。
この技術は、現在は、今は水位が60センチ以下しかできないです。ですので、大体口径でいうと2メートルぐらいまでになります。なのでこれをやろうとすると、水位60センチ以下まで何らかの別の方法で下げないと、この工法自身も使えないということになるのですけれども。ただ、この工法がどれぐらいの時間で1スパンできるかというのもあって、もしかしたらバイパスをつくらなくてもどこかゲートを閉めるとか、短時間でもそこの水位が下げられれば、夜の間だけ水位を下げるとか、別のルートに回すとか、それであれば、時間を稼げればその時間でこの工法を使えるスパンというのもあるかもしれません。雨が降ったときなんかに、結構一時的に管の中に水をためたりしたりすることもあるのです。ですから、そういうようなことを組み合わせれば、ずっと水位を下げていなくても一定稼げれば、その時間に施工できるという可能性はあるかもしれません。
コストは、まさに口径次第なので何とも言えないのですけれども。これでやると、恐らく1メートルで数十万から100万ぐらいかかってしまうような工法だと思います。新しくパイプをつくるのとそんなに変わらないです。なぜかというと、機能が耐震性もあって、新しいパイプとそんなに変わらない機能なので、深いところまで掘るというよりは安いかもしれませんけれども、そんなに安いかと言われるとそうでもないのかなという気はちょっとしますけれども。
南蒲生浄水センター復旧工事の早期化への貢献
分かりました。最後に一点だけ、13ページの南蒲生浄水センターのところで、実はこの夏に視察でこちらを担当された仙台市に行かせていただきまして、10年間かかるのではないかと思っていた施工期間が3年間の前倒しになった御努力も伺ったのですけれども、こちら、先生が携わられたところというのはどんなところになるのでしょうか。
私がですか。
先生が携わられたところとか、もしあれば教えてください。
私が国から行ったリーダーとしてやったのは、一番簡単な仕事としては、全国から人を集めて、あなたはこの自治体に行ってください、この市町はこの自治体に行ってくださいということを差配したのと、あとは南蒲生でいうと、3年間で絶対復旧しようと、使えるようにしようということを決めて、3年間で復旧するにはどういう工程で工事をしていったらいいかと、あとどういう技術を使ったらいいかと、もう一度津波の被害を受けないにはどうしたらいいか。この場合は、南蒲生は電気が来なくなっちゃったのです。電気が来なくても最低限、処理場の中だけで電気を起こせるような仕組みを持っていこうとか、そういうプランづくりを一緒にやったということですかね。
太陽光とか使われていて、よりよい状況にされたということを習ってきたので、先生が教えてくださったなと思いました。ありがとうございました。以上です。